歴史ある会社は変化を恐れない。
VAIO S13で創造した、今の時代の働き方
YAMAGATA株式会社
営業統括部
担当部長
安藤 康行
YAMAGATA株式会社
新規事業開発グループ
プロジェクトリーダー
池田 亮
YAMAGATA株式会社
人財開発部
部長
櫻井 憲和
長く続いているルールであればあるほど、変化させることは容易ではありません。しかもそれが仕事や生活に密接にかかわるものであればなおさら。しかし歴史ある会社は、変化を恐れず、新たな働き方を生み出していました。
テレワークのモデル企業が選んだデバイス
日本初の欧文印刷会社として長い歴史を持ち、現在は大手メーカーの取扱説明書などの制作・印刷や翻訳などを行うYAMAGATA株式会社。同社は新たな環境と最適なデバイスを導入することで、従来の働き方のルールを壊し、大きな成果をあげています。
これまで同社は部分的に裁量労働制を採用していたものの、毎日の出社を推奨するなど、ごく一般的な働き方を採用していました。しかし、2016年7月にユニリーバ・ジャパン・ホールディングスが掲げた、働く時間・場所を社員が自由に選べる新人事制度「WAA!(Work from Anywhere and Anytime !)」のコミュニティ「Team WAA!」への賛同をきっかけに、テレワークを推進。その取り組みは、グループ会社のYAMAGATA INTECH株式会社がテレワーク促進のモデル企業にも選ばれるなど高い評価を受けています。
100年以上の歴史を持つ同社だけに、ルールを壊すことは容易ではなかったはず。どのようにして、従来の“働き方”を変えたのでしょうか? テレワークを推進した人財開発部の部長を務める櫻井さんは取り組みのカギに、会社のスローガンをあげます。
「弊社は112年の歴史を持つ会社ではありますが、紙からデジタルへのシフトなど、ビジネスは大きな転換期を迎えています。そこで今、弊社のスローガンとしているのが、『破壊と創造』です。古き悪しき習慣はすべて破壊して、新しいものを創りだそうというメッセージです。その一環として、働き方も劇的に変化させようと取り組んだのがテレワークです。働き方のオプションを増やして、長く働ける環境を整えることが、働き方改革の根本ではないかと考えたのです」(櫻井)
これまでもタブレットやクロームブックを試験導入するなど、業務効率化と生産性向上に積極的に取り組んできた同社は、テレワークを推進するための環境整備にも力を入れました。東急電鉄が展開するシェアオフィス『NewWork』と契約し、社員がどこでも働ける場所を用意するとともに、テレワークに最適なデバイスも検討。そうして選ばれたのが、VAIO S13でした。デバイスの選定を担った安藤さんは、VAIO S13に決めた理由を次のように話します。
「私たちがデバイス選びで重視したのが、軽さとバッテリー、信頼性、そしてサポートです。弊社は業務上、どうしても印刷物を持ち歩くことが多く、荷物が重くなってしまいます。だからこそ、ノートPCは少しでも軽く、タフでバッテリーのもちが良いものにしたいという思いがありました。同時に、充実したサポートにもこだわりました。どんなにいい製品であっても、不具合が出ることもあります。そうした際に、しっかりと対応してくれるメーカーであることを非常に重視しました。VAIOは都内に技術営業のご担当がいらっしゃるので、以前、不具合が発生した際もすぐに対応して頂けました。軽さやバッテリーというテレワークに相応しい条件に加えて、サポート面も考えるとVAIO以外は考えられませんでした」(安藤)
テレワークの実現には最適なデバイスが不可欠
現在、同社では部署や役職問わず、在宅勤務やサテライトオフィスを利用してのテレワークなど、さまざまな働き方を用意。本人の希望に応じて、働く時間や場所を選ぶことが可能になっています。その変化を新規事業開発グループ プロジェクトリーダーの池田さんはこう話します。
「従来は朝、会社に出社して、日中はお客様のところへ向かい、夕方に会社に戻り、デスクワークをして、帰宅する・・・というのが日常的な働き方でした。ただ、出社後すぐにお客様のもとへ向かったり、夜、メールを返信するためだけに会社に戻ることも少なくなく、非効率なことも多いのが現実でした。とはいえ、それが当たり前だと思っていたんです。でも、テレワークを導入してからは、直接、お客様のもとへ行き、その後は近くのサテライトオフィスで仕事をして、帰宅するなど、非常に効率的な働き方ができています。もちろん会社にも行くこともありますが、強制されることは一切ありません」(池田)
そして今のような働き方に欠かせないのが、優れたデバイスと断言する池田さん。VAIO S13があるからこそ、会社が掲げたテレワークを実践できていると話します。
「テレワークを推進しているのに、実践できないという話をよく聞きますが、それはデバイスが大きな要因だと思います。例えば、以前、使っていたPCは本体だけでも重い上にアダプタを常に持ち歩く必要があり、バッグに入れるのをためらっていましたが、VAIO S13になってからは持ち運びがぐっと楽になり、どこでも仕事ができるようになりました。また、スリープからの復帰や、アプリケーションの起動も早いので、思い立ったときにすぐに作業できるのも嬉しいですね。サテライトオフィスでは外付けモニタにつないでいるのですが、必要な端子をしっかり備えているのも、ビジネスの利用を想定したVAIOならでは。働く場所を自由に選択できる今のスタイルには、軽さとパフォーマンスを両立させたVAIO S13のようなデバイスが不可欠だと思います」(池田)
一方、社内でVAIO S13を使うことの多いという安藤さんは、ある出来事をきかっけに、VAIO S13のバッテリーの“もち”に驚いたと振り返ります。
「実は海外出張に行った際、アダプタを忘れてしまったんです。まいったなと思いながらもVAIOを使っていたら、結局、滞在中は充電せずに乗り切ることができました。PCのバッテリーはカタログスペック通りにもたないのが当たり前と思っていたのですが、VAIOのバッテリーの“もち”には本当に驚かされました」(安藤)
テレワーク導入は採用面でもメリット
VAIO S13とサテライトオフィスの導入によってテレワークを実現し、東京都からも高い評価を受けている同社。テレワークを導入する際に大きな障壁となる、勤怠管理や人事評価なども、会社の常識を“破壊する”ことでその壁を乗り越えました。
「人事評価や勤怠管理を性悪説で考えると、どうしても管理が必要になります。そうすると、1時間に1回は報告しろというようなことになり、業務効率化のための働き方改革が本末転倒になってしまいます。社員を信用すれば、そうしたマイクロマネジメントは不要です。実際、私の部署も細かなマネジメントは一切していませんが、スタッフはみんな非常に高いパフォーマンスを発揮してくれています。どんどん人口が減って、採用も難しくなる時代を生き抜くには、一人ひとりの生産性をあげるしかありません。本人がいちばんパフォーマンスを出せる働き方の選択肢と、デバイスやオフィスなど、それを実現できる環境を用意することが、これからの時代、ますます必要になってくるでしょう」(櫻井)
マイクロマネジメントは不要。そう主張する櫻井さんの意見に、池田さんも同意します。
「テレワーク導入後は業務を効率化できたことで、数字もあがっていますし、仕事もプライベートも、充実しています。弊社には育休をとっている男性社員がいたり、僕自身、子どもを幼稚園に送ったりするようにもなりましたが、以前の働き方では考えられませんでした。VAIO S13のようなモバイルワークをアシストするデバイスがあって、どこでも仕事ができる今だからできることです。弊社もまだ全員がテレワークを導入できているわけではありませんが、私自身がYAMAGATAの新しい働き方を率先して見せていきたいですね」(池田)
さらにテレワークの導入によって、介護や出産などによる離職をふせいだり、会社の将来を担う人財の確保にもメリットも生まれるなど、生産性以外のメリットも生まれています。
「テレワークは採用の面でも効果があり、若い人はこうした働き方の選択肢があることを魅力に感じていることが多いですね。弊社には今、介護で在宅勤務をしている社員がいるのですが、以前のルールであれば退職という選択肢しかなかった。でも今は引き続き働いてもらうことができています。テレワークの効果を会社の売り上げではかることも大切ですが、本当に重要なのは、社員がやりがいや達成感、満足感を感じられるかどうか、自分が今日、いい仕事ができたと思えるかどうかです。そのためにも、ストレスなく業務に打ち込めるVAIO S13のようなデバイスは欠かせませんね」(櫻井)
『破壊と創造』というスローガンのもと、従来の人事評価や働き方を“破壊”し、新しいスタイルをVAIO S13とともに創造した同社。歴史がある会社だからこそ変化を恐れない、YAMAGATAグループ様の強さが垣間みえました。
フリーアドレス制を導入している同社の品川のオフィス。PCを持ち寄って会議を行ったり、外部モニタを接続して、業務に取り組んでいる。
日本全国で利用可能なシェアオフィスネットワーク
東急電鉄が展開する「NewWork」は、直営店舗を含む、日本全国約80か所で利用が可能なシェアオフィスネットワーク。1枚のライセンスカードがあれば日本全国すべての店舗を同一料金で利用できるのが特徴で、YAMAGATAグループ様のように、企業のテレワークに対応する場所として活用されている。
池田さんは日々の業務はもちろん、チームで打ち合わせなどを行う際も、メンバーがアクセスしやすい店舗をその都度、選んで利用。高い機動性を持つVAIO S13と、時間と場所を自由に選べるシェアオフィスのメリットを活用して効率的に業務に取り組んでいる。
NewWorkでは、2020年までにすべての都道府県にネットワークを拡大し、好きな時間と場所で働くことのできる世の中を目指している。
https://www.newwork109.com/
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