環境経営への取り組み
SDGs への貢献
SDGsは、2015年9月に国連で採択された17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標」です。環境経営理念に「持続可能な社会の実現に貢献」を掲げるVAIOは、SDGsの定める13の目標に直接的もしくは間接的に貢献しています。

一部の取り組みについてご紹介します。
「安曇野市豊科地区一斉清掃」にVAIOとして参加。始業前の約1時間、会社周辺道路、公共施設でのゴミ拾いを実施しています。
本件に関連する主なSDGs:SDGs14海の豊かさを守ろう、SDGs15陸の豊かさも守ろう

活動の様子

2020年10月30日と2021年5月28日で約100人が参加
絶滅危惧種である草原の蝶「オオルリシジミ」の保護区が安曇野にあり、隣接する地区にも生息域を広げるべく、2021年より、工場敷地内にオオルリシジミの餌となるクララを植栽し、保護活動に取り組んでいます。
オオルリシジミの詳細に関しては、国営アルプスあづみの公園のホームページをご覧ください。
本件に関連する主なSDGs:SDGs15陸の豊かさも守ろう

活動の様子

クララの苗木
カーボンニュートラルを目指して
気候変動や資源枯渇といったさまざまな地球環境問題が顕在化する中、環境への取り組みを企業の責任と認識し、事業活動やものづくりにおける環境負荷低減を図り、持続可能な社会づくりへの貢献を目指します。
再生可能エネルギーの導入
2023年7月より、VAIO株式会社本社および本社工場で使用する全電力で再生可能エネルギーを使用しています。

中干し期間延長による温室効果ガス削減プロジェクト
緑豊かなVAIO株式会社の本社周辺には、多くの水田があります。水田で発生するメタンはCO2の25倍の温室効果があり、農林水産省によると「水田からのメタン排出は、我が国全体のメタン排出量の約4割を占めて」いるといいます*1。
VAIO株式会社は、本社隣接地域で実施する「安曇野市新田の水田中干し期間延長による温室効果ガス削減プロジェクト」を主導し、メタンの発生を抑制することで地域の環境対策に取り組みます。本プロジェクトは2023年中のJ-クレジット*2の認証・発行申請を目標に進めています。
*1 農林水産省ホームページより抜粋
*2 J-クレジット制度:温室効果ガスの排出削減量を「クレジット」として国が認証し、取引を可能とする制度です。詳細はこちらをご覧ください。

「中干し期間の延長」を実施する水田
(奧に見える建物はVAIO本社)

「中干し」を行う様子
中小企業版SBT
VAIO株式会社の温室効果ガス排出削減目標は、国際的な気候変動イニシアチブであるSBTiにより「中小企業版SBT」の認定を取得しています。

資源循環に向けて
リユースに関する意識の高まりを受け、2023年8月より、認定整備済PCの販売を開始しました。使用済みPCを自社工場でリファービッシュすることで、新品と比較して部品原材料におけるCO2排出量を約70%削減*し、地球温暖化防止に貢献します。
* VAIO SX14(VJS145シリーズ)新品原材料と、認定整備済PCの代表的な部品交換を実施した場合におけるCO2排出量を比較。2023年7月、VAIO株式会社調べ。
認定整備済PC事業
自社に工場を有するVAIOならではの認定整備済PCです。
使用済みPCをリファービッシュ技術者が部品交換(天板・キーボード・パームレストなど手の触れる部分や、駆動時間に直結する内蔵バッテリーなどの主要部品を新品に交換)、クリーニングならびに検品をした製品をお届けします。
日本国内でのリユース・リデュースを推進し、循環型社会の実現に貢献します。
環境経営レポート
VAIOは環境への取り組みを企業の責任と認識し、事業活動やものづくりにおいて環境負荷低減を図っています。省エネ、省資源、環境に配慮した製品設計・開発などの環境負荷低減に向けた取り組みの実績を「環境経営レポート」にまとめ、公表しています。