法人導入事例 ティグレグループ様

安全性と利便性に妥協なし
VAIO S11で解決した2つの課題

株式会社ティグレ
代表取締役社長

橘 悦二

株式会社ティグレ
総務部 総務課長

松尾 武始

ティグレグループ

株式会社ティグレ
営業部

右川 隆雄

株式会社GCC
営業部

溝口 直

PCからさまざまなデータにアクセスできる今、モバイルデバイス導入の障壁となるのがセキュリティです。この課題をVAIO S11によって解決したのが企業の経理・会計業務を担うティグレグループ。 なぜ同社はモバイルとセキュリティという一見、相反する課題を解決できたのでしょうか? 導入の背景を伺いました。

LTEによる常時接続でセキュリティを確保

全国34カ所に拠点を構え、中小企業や個人事業主の起業・開業相談から記帳代行、経理・会計業務まで、企業のさまざまな課題に応じたソリューションをワンストップで提供するティグレグループ。

同社がさらなる付加価値の提供と業務効率化、そして社員が働きやすい環境を見据えて導入したのがVAIO S11でした。

デバイスの検討を担当した松尾さんは、VAIO S11導入の経緯を次のように説明します。

「ティグレグループでは税理士、社会保険労務士、行政書士など、専門家によるさまざまなサービスを用意しているのですが、それらの窓口となる株式会社ティグレが基幹システムをクラウドに移行したのをきっかけに、モバイルデバイスの検討を始めました。近年、会計業務はクラウド会計ソフトの普及などによってお客様自身でできる作業が増え、大きな変革の時期を迎えています。これまで以上の付加価値をお客様に提供するためには、外出先でも業務を行えるような環境が必要でした」(松尾)

4年前にはiPadを導入し、Skypeを使ってグループ会社との打ち合わせに用いるなど、モバイルデバイスを積極的に利用している同社。しかし、タブレットの導入だけでは解決できない問題がありました。

「iPadの導入でも業務効率化を進めることはできましたが、やはりタブレットで業務を完結することは難しい。かといって、従来のノートPCでは外に持ち出す際にセキュリティ面で不安があります。私たちはお客様の経営に直結する業務を担うわけですから、セキュリティの問題を完全にクリアできることがモバイルデバイス選定の必須条件でした」(松尾)

現在、ティグレで主に使用されているのはデスクトップPC。持ち出せないPCを使うことでセキュリティをより強固なものにしていましたが、一方で業務効率を図るため、モバイルデバイスの必要性も痛感していたという松尾さん。当初はWi-FiルーターとノートPCの組み合わせも検討しましたが、端末管理が煩雑になることやセキュリティ面で不安が残ることから、LTE搭載のWindows PCを検討。同社の携帯電話端末をサポートしていた株式会社GCCの溝口さんに相談し、数台の候補から選んだのがVAIO S11でした。

「会社で端末を導入する際、皆さん『持ち出したいけど、セキュリティが心配だから持ち出せない』という、相反する悩みを抱えておられます。今回、ティグレ様にはそうした問題を解決できる端末としてLTEを搭載したPCを提案しました。加えて、ビジネスシーンで使うからには、信頼性の高いブランドであることや、ビジネスシーンに必要な端子を備えていること、高スペックでレスポンスも早いことが重要。LTEを搭載したPCのなかでも、VAIO S11はティグレ様が求める条件をすべて充たしていたので、私も自信を持っておすすめすることができました」(溝口)

LTEによって常時ネットワークに繫がるVAIO S11であれば、リモートワイプ(遠隔地からネット回線を通じてデータを消去する機能)をはじめとするMDM(Mobile Device Management:モバイルデバイスを管理・運用するシステム)ツールを用いることで、万が一の紛失や盗難にも対応が可能。こうした機能があることで「セキュリティへの不安はなくなりました」と話す松尾さん。それでも、デバイスの使い勝手は業務に直結するため、慎重に検討したと振り返ります。

「うちはPCに詳しくないスタッフも多いので、モバイルデバイスを使いこなすのは難しいのではという心配もありました。でも、外から会社に戻ってくればLTEから社内のWi-Fiに自動的に切り替わるので、意識せずに使えているようです。導入して半年以上が経ちますが、大きなトラブルはありません。『万が一、どこかに忘れたり、盗まれてしまっても、遠隔操作でデータを消すことができるので大丈夫』と伝えることで、スタッフも安心して使えているようです」(松尾)

「想像以上だった」キーボードの打ちやすさ

松尾さんが重視した高いセキュリティ。一方で、実際に外出先で使うことの多い営業部の右川さんが重視していたのは、軽さや堅牢性でした。

「業務上、席を離れたり、外出することが多いので、少しでも軽くて、持ち運びにも耐えられる丈夫なものをとリクエストしていました」(右川)

試験的に導入したデバイスをいち早く使い、VAIO S11の堅牢性と1kgを切る軽さに驚いたという右川さん。しかし、それ以上に「想像以上でした」と話すのがキーボードです。

お客様の記帳代行など、数字入力の多い同社ではフルサイズキーボードに加えて、10キーを使うなど、キーボードには強いこだわりを持つ人ばかり。そんな同社ならではのニーズにも、高精度キーボードユニットを採用したVAIO S11は応えることができました。

「それまで使っていたノートPCはタイピングの時にしなるような感覚があって、頼りなく感じていたのですが、モバイルデバイスでは仕方ないと諦めていたんです。でも、VAIO S11は打感も良く、しっかりとタイピングできるので驚きました。SSDで起動も早く、お客様へのレスポンスはもちろん、思いついたことをすぐにメモできるのも気に入っています。会社では外付けディスプレイに接続して、外出する際はケーブルを外してバッグに入れるだけ。デジタルデバイスは紙やペンと同じように、思いついた時にすぐに使えるのが理想だと思いますが、VAIO S11はまさにそうした感覚を実現できるツールですね」(右川)

VAIO S11で「働きやすい会社」の構築を加速させる

VAIO S11の導入によって、セキュリティとモバイルという2つの課題を解決し、業務効率化を推し進める同社。代表を務める橘社長は、VAIO S11の導入によってさらなる将来を見据えています。

「働き方について語られることが多い今、企業は業績を上げることと同様に、社員が働きやすい環境を作ることが非常に重要になっています。例えば女性が出産・子育てを経ても職場復帰しやすい環境を実現するには、会社での勤務時間を減らして、在宅でも作業できる環境を整える必要がある。そのためには、どこでも仕事ができるVAIO S11のようなデバイスは欠かせません。VAIO S11は高いモバイル性や豊富な端子、レスポンスの良さなど、ビジネスシーンのニーズに応えたデバイスという印象を受けますが、お客様や社員のニーズに応えなければいけない点は、弊社も同じ。VAIO S11の導入をきっかけに、働きやすい環境を構築していきたいですね」(橘)

さらに、橘社長が移動中に稟議書の確認や社長決裁も可能になったことで、会社全体の経営スピードも向上。松尾さんは今後、VAIO S11の導入台数を増やし、その効果をグループ全体に広げたいと目標を語ります。

「今後、さらに推し進めたいのは、ペーパーレス化と一層のセキュリティ向上です。弊社は記帳代行という業務上、どうしても紙が多くなっていますが、VAIO S11を導入してからはメモ代わりのレジュメだけをプリントして、あとはPCを見ながら会議を進めるなどの変化も起きています。デスク周りのペーパーレス化が進めば、ゆくゆくはフリーアドレス制を導入し、今以上にセキュリティを向上させることができると考えています」(松尾)

セキュリティの確保とモバイルという相反する理想をVAIO S11によって実現し、業務効率化と働きやすい環境の構築に大きな一歩を踏み出したティグレグループ。同社の取り組みは、同様の課題に悩む企業にとって大きなヒントとなりそうです。

VAIO S11に外付けディスプレイと10キーを接続して利用する橘社長。ミーティングの際は各自がVAIO S11を持ち寄り、最小限の紙資料で行っている。

(2017年7月18日掲載)

▶︎ 株式会社ティグレ様 VAIO S11導入事例ダウンロード(PDF)

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※本ページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの「登録商標あるいは商標」です。