法人導入事例 株式会社メタルワン様

2つのモデルを採用し、営業・事務職それぞれの業務で効率化を推進

ITソリューション部
インフラユニット リーダー

漆山 雄士

ITソリューション部
インフラユニット

髙梨 祐生

ITソリューション部
インフラユニット

本田 亜耶

2003年に設立された鉄鋼総合商社、株式会社メタルワン。薄板・厚板・鋼管・線材・特殊鋼など鉄鋼製品の卸売のほか、国内外のグループ会社を通じて加工・流通を行うなど、幅広い事業を展開しています。同社では、ノートPCの老朽化と保守契約終了に伴い、PCリプレースプロジェクトを立ち上げました。

バッテリーの持ちや堅牢性といったモバイル用途に関わる項目を含め、約80項目にも及ぶ要件を設定して選定を進め、VAIO PCの導入を決定。12.5型ワイドディスプレイを搭載したコンパクトモデル「VAIO Pro PJ」と、14.0型ワイドの大画面を採用しながら約1kgの軽量ボディを実現した「VAIO Pro PK」の2機種を導入し、従業員の業務内容に合わせて展開しています。

本プロジェクトで中心的役割を担ったITソリューション部 インフラユニットの漆山 雄士さん、髙梨 祐生さん、本田 亜耶さんに、ノートPCの選定にあたって重視したポイントと、VAIO PC導入の決め手について話を聞きました。

PCの品質はもちろん、調達力やサポート体制を評価し
VAIOの提案を採用

メタルワンのPCリプレースプロジェクトを主導したITソリューション部 インフラユニットは、ノートPCはもちろん、コミュニケーションツールやネットワークの運用管理など、ITインフラ領域全体の整備に携わっています。メタルワン本社のみならず、一部グループ会社のITインフラも担っており、本プロジェクトの対象には当該グループ会社のノートPCも含まれていました。

保守契約の終了時期が近づいていた以前のノートPCは導入から5年が経過しており、昨今のコロナ禍の影響によるWeb会議システムの導入などのワークスタイルの変化に対応できなくなってきていました。今回の取り組みでプロジェクトマネージャーを務めた髙梨さんは、当時のノートPCで顕在化していた課題について振り返ります。

「社外への持ち出しはもちろん、社内でもノートPCを持って会議室に移動するケースが多かったことに加えて、長期間・長時間使い続けたことによるバッテリーの劣化も問題となっていました。さらにACアダプターを携帯すると余計に重くなってしまい、内蔵バッテリーだけで使いたいという要望も少なくありませんでした。可搬性の側面では、ノートPCの本体質量と堅牢性のバランスも課題となっていました。従来のノートPCは可搬性重視で13.3型ワイドを採用していていましたが、傷が付きやすく落下などの衝撃にも弱いという、軽さとのトレードオフによる欠点がありました」(髙梨)

保守契約の終了を機に、まずは約80項目に及ぶ「要件表」を作成することからリプレースの検討が開始されました。バッテリー、質量、サイズバランス、堅牢性など必須要件をはじめ、故障・不具合発生時の保守対応範囲やリードタイム、調達の柔軟性にも及ぶ項目に重要度を付けてスコア化。必須要件を満たすという視点から、もっとも点数が高い提案を採用するフローで選定は進められました。

「採用候補だった各社に、要件表の内容を踏まえたプレゼンをしていただきました。提案内容のわかりやすさも重視した結果、ポイントを絞った提案のクオリティが非常に高く、さらに要件表のスコアも高いVAIOの採用に至りました。各社による提案の後、プロジェクトメンバーで所感を共有したのですが、VAIOの提案はセールスポイントが明確で説明がわかりやすいというのが共通の認識でした」(髙梨)

本プロジェクトを統括した漆山さんは、VAIO PCを採用した決め手について次のような要素を挙げます。

「最終的には総合的な判断で採用を決定しました。コストに関しても優位性があり、堅牢性についても数十項目に及ぶ品質試験に加え、アメリカ国防総省制定の調達規格MIL-STD-810Hに準拠した落下衝撃テストや高温高湿環境下の動作テストなどもクリアしていることを高く評価しています。要件表でスコア化していない部分では、プライバシーシャッターやAIノイズキャンセリング機能など、Web会議に必要な機能が充実していることもポイントでした。また、セキュアかつ効率的なログインが行える生体認証機能や、USB Type-Cでの充電に対応し、ACアダプターを持ち運ぶ必要がなくなるUSB Power Deliveryなど、新たに加えた要件をクリアしていたことも採用の決め手となりました」(漆山)

幅広い業務に対応するため
大小2サイズを併用するという選択

VAIOの提案を採用したメタルワンは、導入製品の選定に着手します。従来のノートPCが13.3型だったこともあり、ひと回り大きな14.0型ワイドの「VAIO Pro PK」と、よりコンパクトな12.5型ワイドの「VAIO Pro PJ」を検討。実際の製品に触れてサイズ感などを確認してもらった上で、従業員へアンケートを取り、選定を進めていきました。

「アンケートでは、12.5型ワイドのVAIO Pro PJが4割、14.0型ワイドのVAIO Pro PKが6割という結果が出ました。移動の多い営業担当者は可搬性を重視して前者を、Excelなど入力作業が多い内勤の事務職では画面が大きな後者を選ぶことが多かったですね。このまま1機種に絞ってしまうと、どちらかの業務に支障をきたす可能性があると判断しどちらも採用することにしました」(髙梨)

本体カラーは、12.5型ワイドにファインブラック、14.0型ワイドにブライトシルバーとサイズごとに選びました。傷が目立ちづらいことをベースに、画面サイズを見分けやすいように工夫したといいます。また今回のプロジェクトでは、ノートPCだけでなく、執務スペースの机に取り付ける外部ディスプレイに関してもVAIOから導入しています。

「弊社では、執務スペースのすべての机にアームで取り付けた外部モニターを備え、オフィス内での業務は、ノートPCとディスプレイをつなげて作業しています。ディスプレイも保守契約が切れるタイミングだったため、ノートPCとあわせてリプレースしました。調達先を統一することでプロジェクトのコミュニケーションコストを軽減できると考えVAIOから導入しています」(髙梨)

今回の取り組みでは、一部グループ会社向けや予備機も含めて、約1,700台のVAIO PCが導入されました。コロナ禍の影響もあり、委託先を通じてほぼフルリモートでVAIOとやり取りしましたが、大規模な導入プロジェクトであるにも関わらずスムーズに導入が進めることができたといいます。

「予備機を除いた、およそ1,600台にも及ぶVAIO PCをどれだけ効率的に配付するのかについては、プロジェクトを進めながら調整を続けていきました。社内調整の具合をみながら配付スケジュールを変更していかざるをえない場面も多く、各拠点への配送までをお願いしていたVAIOの御担当者様には尽力いただきました。こちらからの急な変更依頼にも臨機応変に対応してもらい、感謝しています」(髙梨)

「世界的な半導体不足の影響もあって、必要な台数がスケジュールどおりに調達できるかを気にしていたのですが、VAIOにはキッチリと納期を守っていただき、大きな混乱もなく配付することができました」(漆山)

期待以上の満足度、故障や破損を気にせず
安心して使えるサポート体制も高く評価

ITソリューション部への先行導入・検証を経て、社員への配付も完了し、すでにさまざまな業務でVAIOが活用されています。「デザインが格好いい」「レスポンスが早くなった」「バッテリー駆動時間が改善された」など、利用者の評価も好意的だといいます。さらに「キーボードに傾斜が付くので入力がしやすい」「生体認証ですばやくログインできる」といった利便性の向上を喜ぶ声も聞こえてきています。プロジェクトメンバーの1人で、ノートPCの運用管理を担当している本田さんは、VAIOのサポート体制も高く評価しています。

「PCを持ち運ぶことが多い当社では、落下での破損や、飲み物をこぼすトラブルが少なくありませんでした。これまでは修理費用は各部署との調整が必要で、管理者・社員ともに負担が掛かりました。今回、VAIOの“あんしんサポート”に加入することでその負担は解消できました。破損・水漏れ対応のほか、故障時にすぐに代替機が送られてくるため業務を止めることがなく、社員が安心して使えるようになりました」(本田)

さらに業務効率化という観点でも確かな効果が出ています。特に昨今増加したWeb会議に関してはAIノイズキャンセリング機能が有効で、オフィス・在宅環境で隣の人の声を拾ってしまう心配から解放され、会議に集中できるようになったといいます。

このように、バッテリーの持続性や可搬性、堅牢性など従来のノートPCが抱えていた課題を解決し、テレワークへの対応を含め、社員が安心かつ快適に業務を行える環境を実現した本プロジェクト。導入完了後に、クロージングをかねて長野県安曇野市にあるVAIO本社工場を見学したプロジェクトメンバーは、あらためてVAIOのこだわりを実感したといいます。

「品質へのこだわりは提案いただいた際にも聞いていましたが、実際の取り組みについては実感できていませんでした。本社工場で実際の製造ラインを見学し、さらに現場の方々に話を伺ったことで、品質面に妥協しないVAIOのこだわりを感じることができました。話を聞くことはもちろんですが、実際に工場を見学したことで、より具体的にVAIO PCのメリットを実感できたのは得がたい体験でした」(漆山)

従業員に実機を評価してもらい、事務職、営業担当者の業務に最適な2つのモデルを採用したメタルワン。同社が目指す柔軟なワークスタイルの実現を、VAIO PCは今後も支えていくことでしょう。

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※本ページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの「登録商標あるいは商標」です。