試験地:安曇野本社
VAIO® F16 / VAIO® Pro BM の品質試験
全機種共通品質試験に加え、モバイルノート向けの標準試験を実施しています。
VAIO F16(VJF162シリーズ)、VAIO Pro BM(VJBM12シリーズ)のページです。
過去モデル
愛着をもって長くお使いいただきたいという想いを込めて、VAIOは長野県安曇野市にある本社工場で、丁寧なものづくりを追求。品質検証と設計改良を重ねて製品の完成度を高めた、高品質な製品をお届けします。
モバイルノート向け特別品質試験
キャリーバックでの持ち運びといったモバイルノートにとって過酷な状況においても、大切なユーザーデータを守り抜く堅牢性を追求しています。

飛び跳ね振動試験
継続的な振動に対する耐性を確認。
キャリーバッグや自転車かごに入れてPCを持ち運ぶ際、PCには絶えず振動が伝わり、PC内部の基板やデバイスの接触不良に繋がります。飛び跳ね振動試験では、天地・前後左右の全6方向でさまざまな周波数の振動を与え、問題なく起動することを確認します。
モバイルノート向け標準品質試験
モバイルノート向けに、持ち運びを想定した試験を多数実施。日常で起こりうるさまざまなアクシデントや、何気ない日常動作により積み重なる負荷を想定した試験を行い、フィードバックループを繰り返すことで、より信頼性の高い製品をお届けすることを目指しています。

液晶限界開き試験
アクシデントを想定。正常な可動範囲を超えて強制的に開く。
強制的に力を加え、正常な可動範囲を超えるアクシデントを想定した試験を実施。液晶ディスプレイの破損耐性について充分な強度を確保できていることを確認しています。
ペン挟み試験
ペンを挟んでディスプレイを閉じたときに発生する負荷を研究。
ペン挟み試験では、鞄の中で意図せずペンなどを挟みこんでしまった状態で圧力がかかるシーンを想定。具体的には、プラスチックの円筒(直径10mm)を挟み、ディスプレイを閉じます。これを左右両方で、1回ずつ実施。何が起きるかを詳細に確認し、内部の基盤・デバイスや、液晶パネル、筐体の破損を防ぐ対策を施します。
キーボード水かけ試験
キーボードに飲み物をこぼしても、内部に浸水させない構造を追求。
水分は電子機器の大敵。それはPCも例外ではありません。VAIOは本体傾斜角やキーボード構造の工夫などで、内部に水が入り込みにくい構造を実現しました。キーボード水かけ試験では、その実効性を検証するため、電源を入れた状態で150ccの水を注ぎ込み、データを保存するまでの間、正常動作することを確認しています。
※実際に水がこぼれた場合は、修理・点検に出していただくようお願いします。
※あくまでもキーボードに水がかかった場合を想定した試験となり、排気/吸気口や各種端子からの水の侵入を想定したものではありません。
加圧振動試験
圧力と振動からデータを守る堅牢性を追求。
加圧振動試験の目的は、大きな圧力と振動がかかった状態でも壊れないタフさを実現すること。例えば、通勤ラッシュ時には、鞄に入れたPCが天板方向、底面方向の双方から強く押されるため、液晶ディスプレイやキーボードなどにサンドイッチ状の圧力がかかります。加圧振動試験では、万力と同じ原理の装置で、VAIOに150kgf*もの大きな圧力を加えます。そして、それをそのまま振動試験機に固定し、圧力と振動を与え続けた状態でもVAIOが正常に動作するかを確認します。
*kgf=1キログラム (kg) の質量が標準重力加速度のもとで受ける重力の大きさのこと。重量キログラム。
角衝撃試験
日々繰り返されるストレスに対する耐性を追求。
普段、片手でPCを机の上に置いたとき、机にぶつかる角の部分には、想像以上の衝撃が走っています。そこでこの角衝撃試験では、VAIO独自の試験機により、4つの角全てで、5cmの高さからの落下を5000回繰り返し、蓄積されるダメージを測定。ユーザーが日々、知らず知らずのうちに与えてしまっているダメージをものともしないタフネスを追求しています。
本体ひねり試験
突然の強いひねりからデータを守る堅牢性を追求。
通勤ラッシュ時の急停車などで、本体がしなるほどの圧力がかけられると、デリケートな液晶ディスプレイ部はもちろん、内部の基板やデバイスにも無視できないストレスがかかり、破損や故障といった深刻な結果を招くことになります。本体ひねり試験では、VAIO本体の3つのコーナーをしっかり固定した上で、4つ目のコーナーに大きな力をかけてじわじわと押下。こうした過酷な試験を実施することで、満員電車の中で押されたときにも耐えられる強さを追求します。
液晶表面・液晶ハウジング加圧試験
大切な液晶ディスプレイが破損しにくい構造を追求。
液晶パネルは、ノートPCの中でも最も破損しやすいパーツの1つ。そこでVAIOでは、液晶パネル自体と、液晶パネルの背面を保護する液晶ハウジングの強度を徹底的に検証・改善。加圧試験機でさまざまな部分に直接圧力をかけることで、ディスプレイの端をつまんだり、閉じた状態でひじを置いたり、鞄の中に押し込んだりといった、さまざまなケースを再現。デリケートな液晶パネルを守り抜くために、どういった構造にすれば良いのかを導き出します。
※ 品質試験は、弊社の規格に基づいて特定の環境のもとで行われています。本製品の品質試験は、無破損・無事故を保証するものではなく、PCのデータを保証するものではありません。