中長期計画「ツクイビジョン2025」に基づき
業務と働き方の効率化を積極推進。
情報システム部
エキスパート
萩田 広太郎
国内トップシェアを誇るデイサービス事業を柱に、住まい事業、在宅事業、人材事業、リース事業など、幅広く福祉サービスを展開するツクイグループ。
団塊の世代が後期高齢者(75歳)に達する2025年以降、2040年問題が懸念される環境下においても持続的に成長していくべく、2020年10月にホールディングス体制に移行するなど、企業のあり方、そして社員の働き方を大きく変えていこうとしています。
そんなツクイグループの持株会社であるツクイホールディングスにおいてVAIOがどのように活用されているかを情報システム部のご担当者様にお伺いしてきました。
VAIO導入の決め手は
メイド・イン・ジャパン
ツクイグループでは、ホールディング体制への移行に先駆け、2015年11月に今後の課題と戦略を明示した中長期方針「ツクイビジョン2025」を掲げています。
これは、「デイサービスで圧倒的No.1の地位を盤石化」、「ツクイの考える地域包括ケアの確立」、そして「従業員の幸せを実現」を3大方針に、ツクイグループの永続的な発展と持続可能な介護サービスの実現を目指すというものです。
そしてこの方針に基づいて業務のさらなる効率化も推進。それと前後するかたちでツクイホールディングスのPC環境刷新も段階的、計画的に進められていったと、同社情報システム部の萩田さんは当時をふり返ります。
「まず、7〜8年前に本社従業員向けのPCをデスクトップPCからノートPCに移行しました。バックオフィス的な業務が主となる本社従業員は、デスクだけでなく会議室や出先での打ち合わせも多く、PCが据置型では紙文化が継続して資料の共有などに支障をきたすと考えたのです」(萩田)
そんなツクイホールディングスがVAIOの導入を決定したのは2018年のこと。そこでVAIOが選ばれたのはなぜだったのでしょうか?
「その当時、幾度かのリプレースを経て、社内PCは流行りの2 in 1 PCになっていました。キーボードを取り外してタッチパネルでも操作できるというものですね。ところが、次の社内PC選定に向けて社内アンケートを採ったところ、大半の従業員がタッチパネルを使っていないことがわかりました。また、当時選定した製品は周辺機器を接続するためのインターフェイスがかなり割り切った構成になっており、何を繋ぐにしても別途アダプターが必要になることも不評でした。本体がどんなに軽くても、アダプターやインターネット接続用のポケットWi-Fiを足すと倍以上の重さになってしまいますからね」(荻田)
これを受けて情報システム部は、パフォーマンス要件(Core i5、メモリ8GB、SSD 256GB以上)に加えて、充実したインターフェイスなど、現場の実情に基づいた条件で新たな社内PCを選定。結果として、VGA端子や有線LAN端子といったレガシー端子までフル完備し、SIMフリーLTEを選択可能なVAIOが選ばれました。
「海外メーカーの製品にも条件を満たす選択肢はあったのですが、VAIOのホームページを拝見させていただいたところ、長野県・安曇野での製造=メイド・イン・ジャパンを大々的に打ち出しており、品質面で安心感がありました。それに私が若い頃はVAIOと言えば憧れのモバイルマシンでしたから、それを使ってみたいという気持ちもありましたね(笑)」(萩田)
修理担当スタッフの迅速な対応など、VAIOのサポートは満足度が高い
VAIOのメイド・イン・ジャパンへのこだわりに共感したという萩田さんですが、もちろん、そうした“想い”の部分だけでVAIOを選んだのではありません。情報システム部の担当としてメイド・イン・ジャパンに期待することがありました。
「我々が2018年の社内PC選定で最重視したのはサポートの品質です。これまで導入してきたPCはどれも海外製だったのですが、翌日オンサイト修理のはずなのに、部品が取り寄せになるなどの理由で結局半月ほどかかってしまうなど、サポートの対応があまり良くありませんでした。直前まで使っていた2 in 1 PCに至ってはセンドバック保守契約だったため、先に故障したハードを送らないと新しいハードが届かず、データの移行ができないという問題も……。そう考えたとき、多少コスト高になっても日本のメーカーのものを選んだ方が良いだろうと考えたのです」(萩田)
その後約2年間に渡ってVAIOを使い、サポートの対応の品質にどのような感想を持ったかをお伺いしたところ、次のように答えてくださいました。
「特に実際に修理を担当してくださる保守要員の方々の対応が非常に優れていると感心しました。そもそも壊れにくいということもあり、トータルでの満足度は明らかにこれまで以上ですね。故障対応以外では、導入当初にSIMフリーLTEがうまく繫がらないということがあったのですが、それも真摯にご対処いただき、ファームウェアのバージョンアップで解決していただけました。また、11.6型モデル(VAIO Pro PF)と13.3型モデル(VAIO Pro PG)でマスターイメージが共通なので、キッティングが楽というのも部内で好評です」(萩田)
積極的なリモートワーク推進の中、新たな手応えも
2020年初頭からの新型コロナウイルス感染症拡大は、介護事業を展開するツクイグループにとって絶大な影響がありました。前線で働く介護スタッフはもちろんのこと、それを下支えする本社勤務の事務スタッフの働き方も大きな変化を余儀なくされています。
「2020年10月の時点では、出社率を30%にまで抑え、原則テレワークというかたちにしています。当初はそれでやっていけるのか不安なところもあったのですが、やってみたら意外にできてしまい(笑)、内部の会議はもちろん、外部の方々との打ち合わせもWeb会議が主流になっていますね。VAIOに移行しておいてよかったなと感じたのは、VAIOのインターフェイスが充実しており、整備された社内環境の外でも不都合なく使えたこと。社内掲示板で自宅のテレビをセカンドディスプレイに使う方法が共有されるなど、作業効率を落とさずテレワークを実現できています。結果、現在は新型コロナ禍を理由に出勤制限を行っていますが、ウイルスの流行が収まった後も、リモートワークを加速させていこうということになっています」(萩田)
そして、その結果、当初は想定していなかったメリットとして採用の形が大きく変わりそうな手応えも感じているとのことです。
「これまでの採用は、拠点のある神奈川・横浜に通勤できる方が対象となっていたのですが、今後、完全リモートワークが実現できれば、例えば大阪在住の優秀な人材を獲得できるようになります。もちろん部署によっては完全リモートワークが難しいところもあるのですが、私の所属する情報システム部などはPCさえあれば業務が成り立ちますから、今後、より幅広い求人活動ができるのではないかな、と。実際、来月入社される方は沖縄在住の方なんですよ。その後、結局こちらに引っ越してこられることになったのですが、採用確定まで一度もお会いしていないなど、これまでにない採用ができました」(萩田)
2018年以降、段階的にVAIOを導入し、2021年初頭のリプレースでツクイホールディングスと子会社の株式会社ツクイの本社従業員ノートPC、約500台が全てVAIOに置き換わるという。現在は介護スタッフが業務の記録用に使っている共用デスクトップPCをノートPCに置き換えるべきかという議論もスタートしているそうです。
「VAIOとはこれからも末永くお付き合いしていきたいと考えています。このまま、メイド・イン・ジャパンを掲げて、品質を落とさず、その上で、さらにコスト面でも頑張っていただけると(笑)うれしいですね」(萩田)
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