法人導入事例 株式会社日立ハイテク様


日立ハイテクが長年にわたってVAIOを採用し続ける、その理由

株式会社日立ハイテク
デジタル推進統括本部
クロスドメインプラットフォーム本部
デジタルプラットフォーム部 主任

久保田 大岳

株式会社日立ハイテク
デジタル推進統括本部
クロスドメインプラットフォーム本部
デジタルプラットフォーム部 部長代理

原田 倫典

株式会社日立ハイテク
デジタル推進統括本部
クロスドメインプラットフォーム本部
デジタルプラットフォーム部 

杉澤 美咲

ヘルスケア・バイオ分野や半導体分野など幅広い分野において、お客さま・社会の課題解決につながる製品やソリューションを提供してきた株式会社日立ハイテク。同社では2017年からVAIOの導入を始め、現在ではグループ全社で約1万6000台ものVAIOがそのビジネス推進に利用されています。今後、さらにVAIOを導入・活用していくという同社がVAIOを使い続ける理由を、日立ハイテク デジタル推進統括本部の皆さんに伺います。

VAIOを使い続けるのは、時代に合わせて変わる選定基準に対応し続けたから

日立ハイテクは、2017年春にハイテクグループ標準モデルとして、VAIOを採用。モビリティ重視で選んだVAIO S11(11.6型ワイド)導入を皮切りに、足かけ9年に渡ってVAIOを使い続けています。
かつてその導入を担ったという同社デジタル推進統括本部 クロスドメインプラットフォーム本部 デジタルプラットフォーム部 久保田 大岳主任は、当時の日立ハイテクが抱えていた課題を次のように振り返ります。

「新型コロナ禍以前の2017年ごろは、直接お客さまのもとに出向いてプレゼンする機会が多かったため、より軽いPCを持たせてあげたいという気持ちがまずありました。試しに営業メンバーに彼らが毎日持ち歩くカバンを持たせてもらったら筋トレかと思うくらい重く、まずこれを何とかしなければならないと思ったのです。もちろん外に持ち歩く以上、故障リスクも高くなりますから、丈夫で壊れにくいことも重視して製品の選定を進めていきました」

では、具体的にどれくらい軽いPCを選べばいいのか、そしてそれだけでいいのか。デジタルプラットフォーム部で日立ハイテクグループ全社のPC活用方針をリードする原田 倫典部長代理は、当時の選定基準として「常に持ち歩けるPC」と「早くてつながるPC」を定め、その結果、900g台前半ながら高速Wi-Fi・SIM対応を定め、その結果、900g台前半ながらSIMにも対応していたVAIO S11が選ばれたと言います。

「社内に次のPCは1kgを大きく下回る軽さになると告知したとき、おおっとどよめきが起きたのをよく覚えています(笑)。なお、その頃にはまだビジネスPCに『モビリティ』という概念が定着しておらず、VAIO S11以外に条件を満たす製品はほとんどありませんでした。それらの中からVAIOを選んだのは国内メーカーということで信頼性が高く、故障した時の対応の早さや、調達性の良さにも期待したから。実際、VAIOの故障率はそれまでを大きく下回っており、デジタルプラットフォーム部メンバーが故障対応に取られる時間が大幅に減ったと実感しています」(原田部長代理)

その後、日立ハイテクは段階的にPCをVAIOに置き換えていき、二回り大きな14.0型ワイドディスプレイの大画面ながらほぼ1kgの軽量ボディを実現するVAIO Pro PKを経て、2025年1月からはさらに高性能化した上で1kgを切るVAIO Pro PK-Rへの移行を始めています。

なお、この間、IT環境や働き方が大きく変わってきたことを受けて選定基準も変化。よりセキュリティー性能を高めるためのWindows Hello対応や、管理・運用コスト低減に向けたWindows Autopilot対応など、モビリティを最優先していたVAIO S11導入当時と比べて、PCに求める条件が年々変わってきていますが、それらをしっかりクリアし続けてきたからこそ、VAIOが選ばれ続けているのだと言います。

「特に昨今重視しているのがサステナビリティへの貢献です。今ではリーンIT(無駄のないIT)という考え方が当たり前のものになっていますから、企業の社会的価値を高めていくためには積極的に環境保護についても取り組んでいく必要があります。そうした中、我々と同じ理念を持ったメーカーと環境価値を創出していきたいという思いから最新のPC選定ではカーボンオフセットされていることを条件に追加させていただきました」(原田部長代理)

「機能面ではリモートワークの普及を受け、映像・音声回りのクオリティ向上が求められています。その点、VAIOはカメラ品質も良く、AIノイズキャンセリング機能で周囲の雑音をカットしてリモート会議に臨むことができますので、今後はこれらを積極的に活用するよう社内提案していきたいですね。さらに今後もどんどん新しい機能の要望が追加されていくでしょうから、VAIOには新しい機能やアプリケーションにキャッチアップし続けてくれることを期待しています」(久保田主任)

ユーザーの声に真摯に耳を傾け、進化してきたこともVAIOの魅力

こうして現在では、日立ハイテクグループで稼働する約1万6000台のPCのほとんどがVAIOに切り換え完了。その使い心地について、久保田氏の後を引き継ぎ、社内PCの管理・運用を手がけるデジタルプラットフォーム部 杉澤 美咲氏が次のように現場からの声を聞かせてくださいました。

「やはりまず薄い、軽いことが喜ばれていますね。また、最近のPCにしては拡張性に優れているところがポイントで、特に最新のVAIO Pro PK-RではUSB Type-C端子が左右にひとつずつ搭載されていることが好評です。ほかにもカメラに物理シャッターがついていることなど、細かな使い勝手が本当に考え抜かれていて、使い手の立場に立った細やかな品質改善への努力を感じます。」

こうした使い心地の良さについて、杉澤氏はひとつ印象に残っていることがあると言います。

「実は、VAIO導入当初、空冷ファンの音がうるさいという声が少なからずありました。それをVAIOに伝えたところ、その後の製品から徐々にファン音が小さくなっていき、今ではそうしたクレームは全く来なくなるほど静かになっています。そんなふうにユーザーの困りごとに真摯に向き合い、改善していってくれることもVAIOの魅力なのかな、と」

なお、最新のVAIO Pro PK-Rについては、本体カラーリングに本機だけの新色ディープエメラルドを選択。グリーンは同社女子バスケットボールチーム「クーガーズ」のチームカラーでもあり、社員に親しまれている色なのだとか。

「クーガーズの本拠地でもある那珂地区(茨城県ひたちなか市)に持ち込んだところ、とても喜んでくれました。色という点でも社員のエンゲージメント向上に寄与していると感じています」(原田部長代理)

クーガーズのマスコット・クゥーちゃんとVAIO

さらに日立ハイテクでは、VAIO Pro PK-R導入のタイミングで、それまで契約していたメーカー保証の修理規定に準じた「延長サポート」プランから、破損・水漏れといった偶発的な事故にも対応する「あんしんサポート」プランへと保証プランを変更しています。

「一般的な保証プランではPC故障時に故障箇所を切り分け、延長サポート対象外であれば修理料金の見積を取って保険申請をする手間がかかっていました。しかし、あんしんサポートならこれらをワンストップでVAIOにお願いできます。もちろん費用は上がるのですが、我々の作業が減る上、ユーザーを待たせる時間も短縮できると考えれば、決して高いものではないと感じています。いずれはこれを全てのPCに拡大し、我々が本来やるべき業務に専念できるようにしていきたいですね」(杉澤氏)

“ユーザーイン”のものづくりをこれからも続けてほしい

デジタルプラットフォーム部で管理する社内PCのほぼ全てをVAIOに移行させた現在、次なる目標としているのが、工場や研究開発部門で独自に調達しているPCをVAIOに置き換えていくことです。これにより管理コストをさらに低減し、セキュリティーガバナンスを強化していきたいと原田部長代理は言います。

「長らくVAIOを使っていて感じたのは、VAIOのPCがとことん“ユーザーイン”という観点(利用者の要望や潜在ニーズを中心とした開発観点)で作り込まれていること。細かな作り込みから伝わってくるこだわりや、技術者へのリスペクトもひしひしと感じています。ぜひ、今後もその精神を失わず、私たちが求めるビジネスPCを作り続けてくれればと期待しています」(原田部長代理)

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