安曇野FINISH



製品の品質に、自分たちで責任を持つために施す最終工程。

新しいVAIOは、本社を長野県安曇野工場に据えました。それは私たちが、日本のPCメーカーとして、ものづくりの本質を本気で追求していくという意志の表れでもあります。
すべてのVAIO は、 安曇野で専任の技術者が一台ずつ仕上げを行い、 約50項目にもおよぶ品質チェックを徹底しています。
安曇野には、 VAI0が育んできた経験と歴史があります。 日本の技術と誇り、そして配慮を持った人がいます。

キズ、ヘコミ、テカリ、シミ、よごれ。美しくないものは、VAIOになれません。

角度を変えながら、光の当たり具合を変えながら、一台ずつ目視で確認。VAIOロゴに付いた、わずかなキズも見逃しません。

本質を突き詰めたデザインだからこそ、適正な隙間・段差にもこだわります。

ディスプレイ嵌合部の隙間や、クリックパッドとパームレストの凹段差。誤差が出やすい部分はサイズが細かく設定された「スキマゲージ」で調べ上げます。

「気持ちのよいクリック感。」それも、大切な品質のひとつです。

クリックのスムーズさで、PCの使いやすさは大きく変わってきます。どの部分を押しても、ストレスなくクリック感が感じられるように、クリックパッドを分割して、指先の感覚で確かめます。

87すべてのキーを、一つひとつ。お客さまの気持ちになって叩きます。

キーボードは、お客さまがいちばんよく触れる場所。反応して当たり前という「思い込み」は捨てて、確実に機能することを確認します。

指差し確認

重要な部分の確認は、一つひとつ指を差して行います。一見、非効率だと思えることも、人の「経験」や「気づき」を頼りにすることで、品質チェックの精度を高めています。

ものづくりの会社らしく、必要な道具は手づくりします。

万が一のミスを防ぐためには、作業がしやすい道具が必要です。安曇野では、みんなでアイデアを出し合って、必要であれば配線から組み上げてオリジナルの道具をつくります。

「このまま世の中に出て行ったら、どうなるんだろう。」機械は、そうは思いません。

機械は完璧に仕事をこなします。けれど、自分の仕事に誇りを持ったり、お客さまのことを想像しながら仕事をすることはできません。「いいものをつくって届けたい」という人の想いが、安曇野FINISHを支えています。

次はお客さま

安曇野FINISHでは、約50のチェック項目を数名の技術者が担当しています。けれどそれは、流れ作業ではありません。自分の次の担当者は、お客さまだと思って、一工程ごとに責任を持って取り組んでいます。

現場。現物。現実。

「本質+α」を掲げる会社として、「三現主義」は基本。机上ではなく、その場で、そのものを見て、現実を見極めることが、ものづくりの本質につながると信じています。

お客様に、疑問を抱かせない

私たちが考える品質の本質は、お客さまがVAIOの箱を開けてから使い終えるまで、何の疑問も感じずに気持ちよく使えること。そんな、当たり前の高品質を目指しています。

最後にスタンプを押して、出荷。

「安曇野FINISH」スタンプは、すべての品質チェックが完了した証明であると同時に、VAIOづくりに携わるすべての人の責任と覚悟の証でもあります。

自分たちのように、VAIOを好きになってほしい。

磨いたり、修理したりしながら使い続ける時計や靴のように、愛着を持って、長く使ってもらえるようなVAIOをお届けしたい。これからも、厳しい目を持って品質チェックを続けます。

製品情報