VAIO × MEDIA
ビジネスPCにオールインワンの安心感
「VAIO S15」だからできること
アイティメディア株式会社 ITmedia PC USER (2017年7月10日掲載)より転載
※掲載されておりますサービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。
VAIO × MEDIA
アイティメディア株式会社 ITmedia PC USER (2017年7月10日掲載)より転載
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日本のオフィス環境が多様化しているとはいえ、今後も内勤中心で働くケースは多いはず。その場合、どのようなクライアントPCを選べばよいのだろうか。
昨今は「ワークスタイル改革」を掲げ、生産性の向上と働き方の多様化を両立するための取り組みに注力する企業が増えてきた。オフィス環境1つをとっても、自席に縛られないフリーアドレスや、出社しないで業務を行うテレワークがトレンドとなっている。
オフィス環境の変化に伴い、業務に欠かせないクライアントデバイス(ユーザーが使用する端末)の在り方も変わっている状況だ。かつての据え置き型デスクトップPCは可搬性のあるノートPCに取って代わられ、外回りの営業向け、あるいは在宅勤務やモバイルワークといったテレワーク向けには、より携帯性の高いデバイスが求められるようになった。働き方だけでなく、デバイスの選択肢も多様化が進んでいるわけだ。
こうした多様化は今後も間違いなく進むが、多くの企業にとって基本的なワークスタイルとなるのは、やはり出社して内勤で働くことだろう。そうしたユーザー向けのデバイスとしては、大画面ディスプレイが備わったノートPCを提案したい。
ディスプレイやキーボードのサイズはもちろん、パフォーマンスにも余裕があり、幅広い業種・職種で作業効率アップを図れる他、フリーアドレス化でデスクトップPCからリプレースした場合もユーザーの抵抗感が少なくて済むからだ。大画面のノートPCといっても十分な可搬性があるため、執務室から会議室や応接室に移動して使うといった社内モバイル運用にも対応できる。
こうした大画面ノートPCは多くのメーカーが用意しているが、今回はVAIOの15.5型モデル「VAIO S15」に注目だ。同社が長年培ってきたノートPC開発のノウハウを生かし、品質にこだわりつつ、ビジネスに必要な性能・機能を1台に凝縮したオールインワンモデルに仕上がっている。
15.5型ノートPC「VAIO S15」
本稿では、ビジネスシーンにおけるVAIO S15の優位性を3つのポイントに分けてチェックしていく。
ディスプレイの大きさや画質は作業効率に大きく影響するポイントだ。VAIO S15は、ビジネスノートPCでは大画面の15.5型ワイド液晶を内蔵し、しかもフルHD(1920×1080ピクセル)の高精細パネルなので、画面を広々と使える。PCの画面が狭いと、細かい表計算シートの入力や、Webサイトで調べ物をしながらの資料作成といった作業が滞りがちになるが、VAIO S15であれば十分な作業スペースが得られる。
これくらい画面サイズが大きいと、数人でちょっとしたミーティングをする程度ならば、わざわざプロジェクターや外部ディスプレイを使わず、ノートPC内蔵のディスプレイをそのまま見てもらいながら説明するので十分というシーンも多いだろう。
VAIO S15のディスプレイは広視野角液晶を採用し、外光の映り込みを抑えたアンチグレア処理まで施しているので、複数人で画面を囲んで見ても、表示した画像の色味が変わったり、照明が映り込んで見づらかったりといった問題が生じない。こうした高品位な表示は、長時間作業するユーザーの目にかかる負担の軽減にも貢献する。
内蔵の液晶ディスプレイは、15.5型の大画面、フルHDの高精細、広視野角、そして低反射と、高品位な仕上がりだ
ユーザーがPCに直接触れて入力作業を行うキーボードも効率を大きく左右する部分だが、他のハードウェアスペックなどに比べて機種選定では軽視されがちかもしれない。
その点、VAIO S15はデスクトップPC向けキーボード並に広いフルピッチ(約19ミリ)の大型キーボードを内蔵するため、手狭な印象がなく、快適な長文入力が可能だ。ストロークについても約1.5ミリの深さが確保され、最近の薄型ノートPCに比べて押した感覚がしっかり得られる。
テンキーの内蔵により、経理業務などでの数字入力を素早く行えるのも特徴だ。オフィス内でPCを抱えて移動する際にテンキーも持ち運ぶ手間が不要で、テンキーを別途導入して管理するコストを省けるメリットもある。
キーボードに合わせて、タッチパッドのサイズも広くデザインされている。キーボードのホームポジションに合わせて左寄りに配置されているので、キーボードで文字入力をしながら扱いやすい。スクロールやページ送り/戻し、拡大/縮小といった操作をタッチパッド上で行えるジェスチャー機能も指を動かしやすく快適だ。
キーボードとタッチパッドはラージサイズで快適に使える。テンキーを配置しているのも便利だ
昨今は社内ネットワークやクラウド上にデータを保存するケースも増えているが、CD/DVDに記録したデータ資産を多く抱えていたり、CD/DVDを社内や取引先とのデータのやりとりに使用していたり、プレゼンでDVDの映像を再生する必要があったり、といった職場は少なくないだろう。
しかし、最近のノートPCは光学ドライブ非搭載の機種が多いため、管理者は外付けの光学ドライブを別途用意し、必要に応じてユーザーに貸し出すといった運用でカバーすることもしばしばだ。こうした運用だと、光学ドライブを使いたいときにすぐ使えず、借用や返却の手間によるロスが生まれ、管理コスト増にもなってしまう。年に数回程度の利用頻度ならばともかく、ある程度高い頻度で使うならば非効率だろう。
VAIO S15はこうしたニーズにも応えるべく、光学ドライブを内蔵。CD/DVDを直接読み書きすることが可能だ。さらに、25GB以上の大容量データを保存できるBDXL対応のBlu-ray Disc(BD)ドライブも選べるため、膨大な量の資料を1枚のBDにまとめて保存したり、BDのHD映像コンテンツを再生したり、といった用途までこなせる。
この際、内蔵のサブウーファー付きボックススピーカーで迫力ある音声を鳴らせるのも魅力だ。大音量が出せるスピーカーは音声を使ったプレゼンにも重宝する。
右側面に光学ドライブを内蔵。DVDスーパーマルチドライブ、BDXL対応のBlu-ray Discドライブから選択できる
豊富な拡張性も見逃せない。外部映像出力は、4K対応(最大出力解像度は4096×2160ピクセル/24Hzまたは3840×2160ピクセル/30Hz)のHDMI端子に加えて、まだまだ旧型のプロジェクターやディスプレイとの接続に多く使われるアナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)端子を備えており、社内ネットワークへの接続用には無線LANと有線LAN、さまざまな周辺機器との接続用に、USBは左右合わせて3ポート、そしてSDメモリーカードスロットを搭載する。
執務室内でデスクトップマシンとして使う場合はもちろん、会議室に移動してのプレゼン、データのやりとりなど、幅広い職場環境へ柔軟に対応できる拡張性を標準装備で確保し、変換アダプターやインタフェースを追加するハブを別途用意しなくて済むので、導入しやすいだろう。
左側面の端子。最近のノートPCでは省かれることが多いアナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)や有線LANのポートも搭載しており、幅広いビジネスシーンに標準装備で対応できる
右側面には手前に2基のUSB 3.0ポートを配置。もう1基は左側面に配置され、状況に応じて使い分けられる
同じ職場でも業務内容に応じて必要なハードウェアスペックは変わってくる。その点、VAIO S15ならば、幅広いスペックから予算や用途に応じて柔軟な構成を選択可能だ。最小構成価格は9万4800円(税別)からと、10万円を切っており導入しやすい。さらにVAIO S15はビジネスで求められる即応性に配慮し、ハイスペックな構成を充実させている。
昨今のノートPCは2コアのプロセッサが主流だが、VAIO S15は上位構成に4コアの「インテル® Core™ プロセッサー」(Hプロセッサーライン)を採用。バックグラウンドでセキュリティ対策ソフトや管理ソフトを走らせつつ、Webブラウザのタブを多数開き、写真や動画を編集し、オフィススイートで文書をまとめるなど、マルチタスクの作業ではPCにかかる負荷も大きく高まるが、VAIO S15はパワフルにこなせる。
一般的なノートPCとのパフォーマンス比較(2016年1月27日 VAIO調べ) ※環境により結果が異なる場合があります
マルチタスクの作業で不足しがちなメモリは最大16GBと十分な容量を確保できるので安心だ。メモリはノートPCで採用例が多いDDR3L規格に比べて約33%高速なDDR4規格を採用し、ここでも高速なレスポンスに配慮している。
ストレージに関しても、標準的なHDD(最大1TB)に加えて、フラッシュメモリの内蔵でOSやよく使うアプリの起動時間を短縮するハイブリッドHDD(1TB)、さらに操作全般が高速なSSD(128GB)、そしてSSD+HDDのデュアルドライブ構成も用意し、高速なレスポンスと大容量を両立できる。
ストレージ速度比較その1(2016年1月27日 VAIO調べ) ※環境により結果が異なる場合があります
ストレージ速度比較その2(2016年1月27日 VAIO調べ) ※環境により結果が異なる場合があります
セキュリティ面では、TPM(Trusted Platform Module)のセキュリティチップを搭載可能だ。TPMを搭載すれば、万が一の紛失や盗難でPCを分解されてストレージだけ取り出されたとしても、中身のデータを抜き取られることはない。ネットワークを用いた休止状態/スタンバイ状態からの復帰(Wake On Lan)、業務に不要なポートやスロットの機能を無効化できるBIOSセットアップも備えており、管理向けの機能も一通り押さえている。
また、約2.5~約2.7キロと可搬性のあるボディーながらセキュリティロックスロットも設けているので、イベントなどで据え置き利用したい場合などでも、施錠して物理的な盗難リスクを抑えることが可能だ。
この他、初期セットアップや個別設定、管理ラベルの貼り付けなどを代行するキッティング関連サービスや、最大4年の長期保証に対応しており、導入から中長期での運用まで充実のサポートが受けられる。
カタログスペックに現れない価値として、VAIOならではの洗練されたデザインも挙げられる。昨今は社員のモチベーションや生産性の向上などを目的に、オフィス空間のデザインに配慮した職場が増えているが、陶器をイメージした「優しいかたち」にこだわったというVAIO S15のシンプルな外観は、さまざまなシーンに自然とよくなじむ。
フリーアドレスのオフィス(左)や、応接室(右)など、さまざまなシーンに自然となじむ
ボディーカラーについては、オフィス環境やユーザーの好みに応じて、ブラック、ホワイト、シルバー、ピンクの4色から選択できる。
4色のカラーバリエーションを用意
ビジネスで運用するPCに欠かせない耐久性にもVAIO S15はこだわっている。開発段階であらゆる利用シーンを想定した数十項目の「品質試験」をクリアしていることに加えて、生産時には長野県安曇野市の自社工場で約50項目もの品質チェック「安曇野FINISH」を行い、品質管理を徹底しているのだ。専任の技術者が1台ずつ丁寧に仕上げる安曇野FINISHによる高信頼性が、ビジネスツールとして最終的な安心感につながっている。
「安曇野FINISH」の様子 ※写真はVAIO S13の外観検査工程
このようにVAIO S15は、汎用(はんよう)性が非常に高いビジネス向けのオールインワンノートPCだ。デスクトップPC級の処理性能と高機能、使いやすさを大画面ノートPCで実現しており、フリーアドレス化など変わりつつあるモダンなオフィス環境に適応しながら、高い生産性を発揮することも期待できる。
VAIOは携帯性を重視した薄型軽量ノートPCのラインアップも取りそろえているが、携帯性の優先順位が高くない用途ではVAIO S15の「持ち運べるデスクトップ級マシン」という導入メリットが大きい。内勤向けに効率アップが図れるPCを探しているならば、検討いただきたいモデルだ。