VAIO × MEDIA
VAIO S11は
ビジネスマンに最適なモバイルPCだ!
~ビジネスユーザーからの人気を長期間維持している理由を探る
株式会社インプレス PC Watch (2017年7月31日掲載)より転載
※掲載されておりますサービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。
VAIO × MEDIA
~ビジネスユーザーからの人気を長期間維持している理由を探る
株式会社インプレス PC Watch (2017年7月31日掲載)より転載
※掲載されておりますサービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。
現在、ビジネスモバイルPCとして2in1PCが勢力を拡大している。そんな中、発売から1年以上が経過しているにも関わらず、人気を維持しているクラムシェルタイプのノートPCがある。
「VAIO S11」。コンパクトかつ軽量ボディで堅牢性にも優れ、LTE対応ワイヤレスWAN機能も備えていることで、ビジネスモバイルPCユーザーから支持を集めているのだ。そこで今回、改めてVAIO S11の魅力を探っていきたいと思う。
VAIO S11
ビジネスユーザーが毎日持ち歩くPCに求めるのはやはり携帯性だろう。
外回りの多いビジネスマンは、なるべく持ち物を少なくして機動性を高めたいもの。サイズが大きく重いPCは持ち歩きたくない。そんなニーズに応えるのがVAIO S11だ。
VAIO S11は11.6型の液晶ディスプレイを採用していることもあって、一般的なモバイルPCよりもコンパクト。本体サイズは284×190.4×16.4~19.1mm(幅×奥行き×高さ)で、フットプリントはA4用紙よりひとまわり小さい。これならA4サイズのビジネスバッグにも余裕で収納できる。
一般的なビジネスバッグにも余裕で入れられるサイズ
しかも重量は約920~940g(仕様により異なる)と、1kgを切る軽さ。外出時にはノートPC以外にも、書類をはじめ多くの持ち物があるためこの軽さも大きな魅力。コンパクトなVAIO S11なら、毎日軽快に持ち歩ける。
モバイルPCは、持ち歩いて利用するという性質上、落下や満員電車での圧力など故障に繋がるトラブルと隣り合わせだ。こうした何らかのトラブルに巻き込まれ一時的に不調な状態に陥ると、その日の業務に支障をきたしてしまう。故障などのトラブルの芽は可能な限り排除しておきたいが、VAIO S11ならその期待に応えてくれるはずだ。
VAIO S11は軽さと強さを両立するために、ガラス繊維が練り込まれた強化樹脂をボディに採用。その上で、力学シミュレーションや、実際の使用シーンを想定したさまざまな試験が繰り返され、ビスのレイアウトやリブの構造を最適化している。これにより、高さ90cmからの落下試験、液晶開閉試験などのさまざまな試験をクリアする堅牢性が実現されている。
各種試験の中でも特徴的なのが「ペン挟み試験」。これは、ペンを想定した直径10mmのプラスチック棒を液晶とキーボードの間に挟んで力を加えるという試験だ。
一般的に、コンパクトサイズのモバイルPCは堅牢性を高めることが難しい。小型・軽量を追求すると堅牢性が低くなってしまうことが多いのだ。その点、VAIO S11は軽さを追求しながらも堅牢性が高められている。
VAIO S11は、2in1PCにはない魅力を持っている。それは、クラムシェルならではの安定性・作業性だ。ビジネスで利用するPCはクラムシェルや2in1に限らず、キーボードを利用したほうが文字入力の効率が良くなり業務もはかどる。
2in1PCの多くは、カバータイプの着脱式キーボードを装着して利用するが、キーボードの剛性が低いため打鍵感が悪く、文字入力の効率が落ちてしまう。また、背面のスタンドで液晶部分を支えるものも多いが、構造上、クラムシェルのように液晶をしっかり保持できないため、膝の上で使うことはかなり難しい。
これは、デスクなどノートPCの置き場所を確保できない状況ではかなり都合が悪い。出張で新幹線や航空機を利用する際、移動中に仕事をしようとしても、新幹線や航空機のテーブルでは2in1PCを置くには奥行きが足りず、満足に作業できない。
それに対しVAIO S11なら、クラムシェルなので液晶がしっかりと支えられ、膝の上でも安定して利用できる。またサイズもコンパクトなので、新幹線などのテーブルにも余裕で置け、快適なタイピングが可能だ。
膝の上でも快適タイピング!
今回は、たまたま出張前にVAIO S11をお借りすることができたので実際に車内で使用してみた。液晶がガタつくこともなく、新幹線のテーブルにも余裕で収まり、安定感を損なうことなく快適に作業することができた。
狭いテーブルにもスッポリ収まる
もちろん、キーボードやポインティングデバイスの扱いやすさも見逃せない。
キーボードは、主要キーのキーピッチが約16.95mmと広めに確保され、無理な配列もないため、タッチタイプも余裕で行える。ストロークも1.2mmとまずまず深く打鍵感も良好。キーボードバックライトが搭載されており、薄暗い場所でも確実にキーを操作できるのもありがたい。
そして、打鍵時の音が小さく、静かにタイピングできるのも見逃せないポイントだ。会議などでメモを取る場合に、カチャカチャと大きな打鍵音のするノートPCの利用はためらわれるが、VAIO S11ならその心配もない。
また、タッチパッドの操作性も良好。タッチパッドはボディサイズの割に面積が広く、ジェスチャー操作にも対応しているため、ファイル操作も軽快だ。VAIO S11は液晶にタッチパネルを採用しないノートPCだが、このタッチパッドがあればビジネスシーンで困ることはないだろう。
キーボードやタッチパッドの使い勝手も良好
外出先でノートPCを利用するときに困るのがネットアクセスだ。スマートフォンを介してのテザリングもできるが、バッテリーの消費量が多く、データ通信量の上限も気になる。
また近年、セキュリティ意識の高まりに伴い、外出先では自社サーバにVPN接続するなどして、必要なデータにアクセスしなければならない例が増えている。そのため、場所を問わず自社サーバにアクセスできるように、モバイルPCとモバイルルーターを一緒に持ち歩くビジネスユーザーも多い。
ただしこの場合、モバイルルーターを会社に忘れてしまうというリスクもある。カフェなど公衆無線LANサービスが提供されている場所もあるが、暗号化されていないと利用することができず、とたんに業務が滞ってしまう。
しかし、VAIO S11ならその心配がない。なぜなら、LTE対応のワイヤレスWAN機能を搭載したmicroSIMカードスロットを備えているからだ。そこにデータ通信専用のSIMカードを装着しておけば、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速データ通信をいつでもどこでも利用できる。
データ通信専用のSIMカードが使えるのも便利
しかも、SIMロックフリー仕様のため、利用するSIMの種類は問わない。対応するLTEバンドは1/3/8/11/19/21、3Gバンドは1/8/11/19と、国内キャリアに最適化されている。低価格でデータ通信が行えるMVNOのSIMを装着しておけば、外出時にも業務を滞らせないという意味で、大きな魅力となるはずだ。
なおVAIOは、ワイヤレスWAN対応モバイルPC向けのプリペイドデータ通信サービス「VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM」を提供している。
こちらは、1~3年の年単位で利用できるデータ通信サービスで、利用期間中は最大200kbpsのデータ通信を無制限に利用できるとともに、最大150MbpsのLTE高速データ通信も決められた容量まで利用できるようになっている。
高速データ通信の容量は、1年プランで32GB、2年プランで64GB、3年プランで128GB。また、プリペイド方式のため契約や解約の手間がなく、購入時以外に一切料金がかからないため、経費精算も簡単。ビジネス利用にも最適だ。
ここ数年、モバイルノートPCの薄型・軽量化がトレンドとなっており、薄さや軽さを極めた製品が多く登場してきている。ただ、薄さを極めたモバイルノートPCでは、ビジネスシーンでの利便性が考慮されていないものも少なくない。
特に顕著なのが外部接続端子で、薄型化を優先するために、限られた端子のみしか用意されないものもあり、周辺機器を利用する場合に変換アダプターが必要になるなど、かなり不便を強いられる。
それに対しVAIO S11は、最新の拡張端子だけでなく、ビジネスシーンで求められる「レガシー」端子類もしっかりと用意されている。例えば、アナログRGB出力端子が用意されているため、プレゼン時に利用することの多いプロジェクターへの接続性も問題ない。
プロジェクターとの接続で重宝するアナログRGB出力端子
また、有線LAN端子も備え、社内ネットワークへの接続も容易だ。このほか、標準サイズのUSB 3.0端子が左右に1つずつ、さらにSDメモリーカードスロットも用意されているため、別途変換アダプターを用意することなく対応する周辺機器を利用できる。
標準でThunderbolt™3対応のUSB Type-C™端子を搭載している点も見逃せない。キーボードやマウスだけでなく、ディスプレイや外部ストレージなど、いろいろな機器をケーブル1本で接続できる。社内のデスクではデスクトップPC相当として利用し、外出時はケーブル1本を抜いてサッと持ち出す、といったことも容易に行えるため、業務効率を大きく高めてくれるだろう。
USB Type-Cポート™を標準装備
性能面では、CPUは第6世代Coreプロセッサーを採用するが、Core i7-6500Uまで搭載でき、最新の第7世代Coreプロセッサーと比較してもほとんど見劣りしない性能を発揮する。メモリは最大8GB、内蔵ストレージは最大512GBのSSDと、こちらもビジネスシーンで利用するPCとして申し分ない。
液晶ディスプレイは1,920×1,080ドット表示対応の11.6型液晶を採用。豊富な情報量を一度に表示でき、広視野角で表面に低反射コートが施されているため、野外で利用する場合の視認性も問題はない。
セキュリティー機能もしっかり網羅。TPMチップの搭載による高度な暗号化を施せるのはもちろん、BIOSレベルで接続ポートの無効化も行えるため、高いセキュリティを確保できる。
Windows 10でサポートされた生体認証機能「Windows Hello」に対応する生体認証デバイスは非搭載だが、こちらも小型のUSB型指紋認証センサーを用意し装着すれば対応可能。ボディがコンパクトなため、USB指紋認証センサーを装着したままでも携帯性は失われず、高いセキュリティ性と優れた利便性を両立できる。
そして、モバイルノートPCとして見逃せないバッテリー駆動時間は、連続約15時間と長い。実際の利用シーンでも、10時間ほど利用可能なため、電源が確保できない場所でもバッテリー残量を気にすることなく作業に集中できる。
ビジネスシーンで利用するモバイルノートPCには、どんな場面でもストレスなく作業をこなせる、という点が重要なポイントとなるが、ここまで紹介してきたようにVAIO S11なら、その要求にしっかりと応えてくれる。
これこそ、さまざまな新製品が登場する中、VAIO S11がビジネスモバイルPCユーザーの人気を長い期間にわたり保っている、大きな理由だ。だからこそ、ビジネスシーンで「本当に使える」モバイルノートPCを探している人に、自信を持ってお勧めしたい。