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ワークスタイルに“快”をもたらす
「VAIO Pro」という選択

アイティメディア株式会社 ITmedia PC USER (2017年10月17日掲載)より転載
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「働き方改革」は一過性のブームではなく、どの企業においても今後の成長のため避けては通れないテーマだ。既に生産性向上や労働環境改善を目指し、オフィスのフリーアドレス化やテレワークなど「時と場所を制限しない柔軟な働き方」を採り入れる企業が全国的に増えつつある。

こうした新しい働き方に欠かせない道具として再注目されているのが、ビジネスノートPCだ。管理者の負担を低減する堅牢性や安定動作、セキュリティの高さ、現場での生産性を高める性能・機能、持ち運びやすさ、そして客先で好印象を与える洗練されたデザインなど、昨今のビジネスPCに求められる要素は多く、製品選定は非常に重要と言える。

ビジネスニーズから誕生した「VAIO Pro」

 

そんな中、VAIOから法人向けラインアップの「VAIO Pro」が登場した。近年同社が力を入れて取り組んでいる法人事業を通して得られたノウハウ、顧客からのフィードバックを反映し、個人向けモデルと共通のベースシャシーを採用しつつ、法人向けに最適化した装備やソリューションを用意しているのが特徴だ。

「VAIO Pro」のラインアップ

VAIOと言うと、一般には個人向け製品のイメージが強いかもしれない。実際、1990年代後半にソニーのPCブランドとして登場して以来、薄型化や先進性、デザインなどでPC市場をリードし、個性的な製品を次々と生み出してきた歴史がある。

もちろんソニーから独立し、VAIO株式会社となった現在でも開発と製造における高い技術力は健在だ。薄型軽量と高性能・高機能を両立するための「高密度実装技術」、堅牢性を確保するための非常に厳しい「品質試験」、国内の自社工場で専任スタッフが行う最終的な全数検査「安曇野FINISH」などを通じ、優れた製品を提供し続けている。

満員電車での通勤をはじめ、不意の落下、経年変化などを想定し、数十項目にもわたる品質試験を実施して製品化される。写真は90cmからの落下試験の様子。クッション性のある木材などではなく、硬い鉄板の上に落下させている点に注目

新生VAIOは、これまでも法人向け事業に意欲的に取り組んできた。スマートフォン、タブレットなど、多様なモバイルデバイスが普及する中、VAIOではPCを「生産性、創造力を高める最高の道具」として再定義。「快」をキーワードに、道具としてストレスなく使えることを重視して開発を進めている。生産性、TCOが重視されるビジネスの現場がターゲットとして浮上したのは必然の流れだ。

こうしたビジネスの時流とVAIOの取り組みがうまくマッチングし、VAIOのPCはさまざまな業種の法人に採用され、実績を積んできた。こうした活動を通して蓄積してきたノウハウを生かし、満を持して投入したのがVAIO Proというわけだ。

法人からのフィードバックで改良した3機種のノートPC

VAIO Proには3機種のノートPCがある。個人向けの新機種と共通のボディーを採用しているが、製品名は個人向けと異なる。その関係は下の表にまとめた通りだ。画面サイズが11.6型で携帯性重視の「VAIO Pro PF」、13.3型でスタンダードな「VAIO Pro PG」、15.6型でオールインワン構成の「VAIO Pro PH」を用意している。

VAIO Proのラインアップと個人向けモデルとの製品名の違い

11.6型の「VAIO Pro PF」(右)と13.3型の「VAIO Pro PG」(左)は共通のボディーデザインを採用。いずれも携帯性を重視し、SIMロックフリーLTE対応のモデルを用意している。組み立て以降の工程を国内自社工場で行う「メイド・イン・ジャパン」モデルだ

15.6型の「VAIO Pro PH」は、パワフルなプロセッサや光学ドライブを内蔵し、「持ち運べるデスクトップ」というコンセプトの大画面ノートだ

個人向けと共通のシャシーではあるが、今回の新機種は法人需要を強く意識した改良がなされており、むしろ法人向けPCを個人向けにも展開するといったイメージに近い。PFシリーズにHDMI出力を追加し、PGシリーズと共通の幅広いビジネスシーンに対応するインタフェース構成に仕上げたことや、盗難を防ぐセキュリティロックスロット(ケンジントンロック)の装備、操作しやすい2ボタン式タッチパッドの採用などがそれにあたる。

もちろん、従来のVAIOで魅力だった薄型軽量なのに堅牢、しかもスタイリッシュなボディーデザイン、アンチグレア・低反射コートで映り込みが少なく視認性が高い液晶ディスプレイ、打ち心地と静音性にこだわったキーボードといった特徴は受け継いでいる。

VAIO Proシリーズの全モデルには、盗難防止用のセキュリティロックスロットを搭載。イベント会場などにPCを一時的に設置する場合などにも便利だ(写真は13.3型のPGシリーズ)

映像出力はHDMIとアナログRGB(D-Sub 15ピン)の両方を備える。有線LANも装備するなど、最近のノートPCでは省かれがちだが、ビジネスシーンではまだ現役の端子をしっかりカバーしている(写真は13.3型のPGシリーズ)

キーボードは打ちやすさに加えて、静音性にも配慮。出先やカフェなどで利用する場合にも、キーボードがガチャガチャと耳障りなノイズを発することはない。また、ボタン一体型のクリックパッドは誤操作しやすいという声を受けて、2ボタン式のタッチパッドを採用している(写真は13.3型のPGシリーズ)

高レスポンスとセキュリティを両立する「自己暗号化ドライブ」

PCの基本スペックはBTOにより、注文時のカスタマイズに対応する。クラウドサービスの利用を前提としたベーシックな構成から、クリエイティブな作業もこなすハイパフォーマンスな構成まで、現場によって異なるニーズに細かく応えられるのだ。

さらにVAIO Proでは法人向け専用スペックとして、「暗号化機能付きSSD」(TCG OPAL2.0準拠)を用意しているのが見逃せない(2017年12月より提供予定)。

この暗号化機能付きSSDは専用ハードウェアで暗号化を行うため、Windows標準機能のBitLockerなどソフトウェアによる暗号化に比べて、パフォーマンスが低下しないメリットがある。また、製品出荷時点から常に暗号化が有効なため、ユーザーによる暗号化設定の漏れや意図しない暗号化解除を防げるのだ。

つまり、強固なセキュリティと快適に使えるレスポンスのよさを両立できるソリューションと言える。

導入から運用、保守、破棄まで「PCライフサイクル」全体をサポート

VAIO Proでは、開発設計から製造まで自社で行っているメーカーのVAIOならではの強みを生かし、「導入」から「運用」、「保守・保証」、そして「リプレース・リサイクル」まで、法人ユーザーの「PCライフサイクル」全体を支えるサービスを用意する。これこそが既存のVAIOラインアップと大きく異なる部分だ。

開発設計から製造まで自社で行っているメーカーならではの強みを生かし、導入から運用、保守・保証、リプレース・リサイクルまで、法人ユーザーのPCライフサイクルを支えるサービスを用意する

PCの導入については、カスタム仕様のマスターイメージ作成・展開、管理ラベルの貼り付け、アカウントやパスワードなど固有情報の設定といったキッティングサービスの他、BIOSセットアップのデフォルト変更、起動ロゴの変更、シンクライアント化など、さまざまな企業導入時の要望に応える柔軟なメニューを用意する。

運用面では、データ復旧やバックアップなどトラブルに備えるサービスの他、セキュリティ対策も充実。セキュリティチップ、指紋センサー、セキュリティロックスロットなどの装備に加えて、遠隔データ消去サービス「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」を用意する。

TRUST DELETE Biz for VAIO PCでは、ハードウェアレベルで搭載されている消去機能「Phoenix SecureWipe」と連携し、GPSや無線LANを用いた位置情報の取得や遠隔地からのPCロック、遠隔地から消去命令を発行しての遠隔データ消去などが行える。これにより、万一の盗難や紛失の際に、個人情報や機密情報が漏えいすることを防げるわけだ。

また、SSDのアップグレードやバッテリーパック交換などの保守・保証サービス、リプレース時のPC下取りサービス、リサイクルや破棄する際にストレージからの情報漏えいを防ぐ完全データ消去サービスなども完備している。

導入、運用、保守・保証、リプレース・リサイクルの各段階で提供できるサービス。さまざまな企業導入時の要望に柔軟に応える内容が用意される

働き方改革の推進にVAIO Proというソリューション

このようにVAIO Proの製品ラインアップおよび各種サービスは、企業規模を問わず、働き方改革を推し進めたい多様なビジネスシーンにフィットする。

法人ユーザーのフィードバックを反映して改良した完成度の高いノートPCは、時と場所を問わずビジネスの現場で生産性を高めてくれるに違いない。また、導入から破棄までPCのライフサイクル全体をサポートするソリューションは、管理者の負担や手間を軽減できる。これにより、人件費や管理・保守コストの抑制も可能で、TCO削減効果も見込める。

柔軟なワークスタイルへの対応、Windows 7から10への移行、生産性の向上、管理・保守の負担軽減など、PCリプレースにおいて課題を抱えているならば、これらをまとめて解決できるVAIO Proのソリューションを検討してみてはいかがだろうか。

製品情報

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※本ページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの「登録商標あるいは商標」です。