VAIO × MEDIA

VAIO Pro PAであまり語られない、
法人導入と運用のしやすさ

株式会社アスキー・メディアワークス Ascii.jp ビジネス (2019年01月09日)より転載
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パソコンの導入を考えたとき、個人とは異なる企業ならではの視点に留意する必要がある。製品の性能や使い勝手に加え、個人であれば、デザインや所有する喜びなど、製品選びでは、ユーザーの価値感に合うかどうかが大切だ。一方、企業の場合は、導入台数の要望に応えられるのか、柔軟なサポートをしてくれるのか、業務を止めずに修理対応ができるかといった、確実に導入できる点や運用のしやすさに配慮しなければならない。

「VAIO Pro PA」は2in1マシンとしての使い勝手の良さがひとつの特徴だ。しかしその“快”答は、使い勝手にとどまらない。企業導入を視野に入れた運用のしやすさまで考えたパソコンの設計、サポート体制の提供をしている。

ほかの媒体ではあまり語られていない、企業のことを考えたVAIOの“快”答(回答)に迫ってみる。

「VAIO Pro PA」は、クラムシェルタイプのノートパソコンの快適さと、タブレットでつかう便利さのどちらも損なわない2in1マシンを目指している。

堅牢性を確保するために、徹底的な試験を

「VAIO Pro PA」は、2in1マシンの使い勝手を、究極まで突き詰めようとした設計になっているが、そのためには丈夫さも大切な要素だ。開発にあたっては、開閉試験やペン挟み試験、フラップ部分の加圧試験、キーボード水かけ試験、タブレットのひねり試験など、利用時のあらゆる事態を想定した試験を行なっている。

とはいうものの、パソコンを外に持ち出せば、故障する可能性は高くなる。たとえ故障した場合でも、きちんと対応できる体制を整えているのが、今回の「VAIO Pro PA」のポイントである。

故障を想定した分解しやすさ

タブレットは一般的なパソコンより薄型で軽量であるぶん、修理については配慮が必要だ。多くのキーボード着脱式の2in1パソコンでは、本体部分(タブレット部)を少しでも軽く、薄くするためにネジを極力使わず、密封した状態にしている。ここがタブレットを運用する上での課題になりうる。簡単に言うと分解が難しいのだ。

通常のパソコンならオンサイト修理(オフィスなど、使用現場に赴いての修理)が利用できる。これは、内蔵ストレージの機密情報を外に持ち出さずに済むと同時に、迅速な修理によって極力業務を止めずにトラブルを解決できるため、企業導入では有利だ。

しかし、上述した理由から、タブレットのオンサイト修理は難しい。そこでセンドバックによる修理(修理工場に送っての修理)や、本体そのものの交換となる場合が多い。となれば、パソコンが手元に戻るまで1週間以上かかってしまうことが多い。当然、機密情報が入ったストレージを取り出すこともできないし、その間、業務が止まってしまっては大きな機会損失となるだろう。

しかしVAIOは、タブレット本体の「オンサイト修理対応」にこだわった。現場で分解できる構造にこだわった。キーボードユニットとドッキングする下側面に、ネジを6本設け、内部にアクセスできるようにした。これを外せば、あとはツメのみで外れる仕組みだ。

ドッキングする下面側には6つネジがあり、これを外す

あとはツメを外すだけでこのようにキレイに分解ができる

しかしこういったツメは、本体を開く際に折れやすい。そこで次のこだわりとして、取り外し式のツメにした。開閉作業時に不要な力がかかった際には、あえてツメのほうが壊れるようにして、カバーの別の部分を守る構造にしているのだ。仮にツメが折れてしまっても、保守部品としてかさばらず持ち運べるので、交換も容易だ。

こうした配慮がVAIO Pro PAのオンサイト修理を可能にした。こうした配慮は、IT管理担当者が安心して機器を導入できる要素となるはずだ。

ツメだけ消耗品として交換できるようになっている

モバイルだからこそセキュリティーの妥協はない

セキュリティー面でもぬかりがない。導入時には、ほかのラインアップ同様、暗号化機能付きのSSDを選択可能。専用ハードウェアを内蔵するため、暗号化を有効にしてもパフォーマンスが落ちることはほとんどない。近い機能として、Windows 10 Proには「BitLocker機能」が搭載されているが、ソフトウェア処理による暗号化のため、パフォーマンスが落ちる可能性がある。暗号化機能付きSSDの選択にはメリットがあるのだ。

加えて、IT管理担当者としては製品出荷時から常に暗号化が有効になるというメリットがある。初期設定時に暗号化処理の待ち時間が不要となるため、大量導入時の時間的ロスを防げるというわけだ。

加えて、VAIOはBIOSレベルでストレージを消去する「Phoenix SecureWipe」機能を備えている。約2秒でSSDの中身を完全消去するので、別のユーザーに引き継ぐときや処分する際も機密情報が漏れることを防げる。

この機能を使ってリモートワイプ(遠隔地からのデータ消去)を実現しているのが、ワンビ株式会社の「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」だ。パソコンを紛失した場合でも、紛失した場所の特定や、リモートワイプが可能となるソフトウェアサービスで、セキュリティーの確保に貢献する。こうしたソリューションを提供しているのもVAIOの強みである。

「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」の管理画面。LTEと組み合わせれば、どこにマシンがあるのか、逐次わかる

ハード面では、物理的な盗難を防ぐために、セキュリティーロック・スロットを備える。タブレット部だけを盗まれるのを防ぐため、「セキュリティーロックスロットアダプター」も同梱。この金具を使えば、脱着用のレバー操作ができなくなり、キーボード部とタブレット部を同時にロックできる。

キーボードユニットの左側にセキュリティーロック・スロットがあり、付属のアダプターを組み合わせることでタブレット部を取り外しできなくできる

梱包材にもこだわったVAIOの姿勢

VAIO Pro PAの発売に合わせて、梱包材の見直しも図られた。梱包材は輸送時の故障を防ぐために重要な部材である。だからといって過剰梱包だと持ち運びも大変だし環境にも負荷がかかる。数十台、数百台の導入になれば、その管理だけでも負担だ。

そこでVAIOは、これまでもコンパクトな梱包に取り組んできた。これをさらに薄くて小さいものにすることで、ダンボール自体の使用量を減らし、環境への配慮を進めた。一方で緩衝性能は従来と同等レベルを確保している。従来の梱包に比べ、ダンボールの使用量はほぼ半減し、輸送時とダンボール製造時のCO2排出量は約41%も削減したという。

環境にもしっかり配慮しているVAIO

これは地球への配慮だけでなく、現場のIT管理担当者にとっても嬉しいことだ。

パソコンを一括導入する際には、梱包材をどうするかで頭を抱えなくてすむ。梱包材のサイズ縮小と減量によって、負担が軽減されるからだ。導入時には、キッティングサービスの利用によって、部材ごとにわけた梱包も可能だ。化粧箱に入った本体と、ACアダプターなどのアクセサリー類が分けて納入される。化粧箱もかなりスリム化しているので、倉庫のスペースをあまり使用せずに済むだろう。

化粧箱もスリム化されていて、これなら従来の半分のスペースで済むはずだ

いままで使い慣れたキー配置に合わせられる

企業が導入するパソコンを作る上で、VAIOがもうひとつ考えたのが、他社からの乗り換えでもスムーズに移行できることだ。マシンを入れ替える際に、いままで使っていたキー配置と違って作業効率が悪くなった気がすると感じた経験はないだろうか? それはVAIOの目指している「快」にはならない。

そこで、VAIO Pro PAではキーボード機能をカスタマイズ可能にしている。

たとえば、キースワップ設定として、「Fn」キーと左右「Crtl」キーを入れ替えたり、左「Crtl」キーとCaps Lockを入れ替えたりできる。また、上列のファンクションキー(F8~F12)は、「Fn」キーとのコンビネーションで、任意のアプリケーションを起動したり、Home/End/PgUp/PgDnといった特殊機能に割り当てたりと、自由に設定できる。

さらに、Fn Lock機能により、Fnを押さなくても、デフォルトで特殊キーが働く設定にもできる。

VAIOのキー配列。非常に使いやすいよう工夫されているが、タイピングは慣れもある。カスタマイズできるという配慮はありがたい

こうした企業のニーズに対して、柔軟に対応できる仕組みを取り入れれば、導入の障壁を減らすことができる。「VAIO、法人へ向く。」というキャッチフレーズを通じて明確な意思表示をしてから4年。その間に積み上げてきたノウハウが反映されている。日本の企業からの声に対して柔軟に対応できるのは、純粋な日本メーカーであるVAIOならではであろう。

このように「VAIO Pro PA」は、従来のワークスタイルの変革をもたらすパソコンだけでなく、法人が導入するのに最適なパソコンでもあるのが、お分かりいただけただろうか? もちろん、これまで通り企業の要望にあわせたキッティング作業も実施しており、導入時の様々なニーズに柔軟に応えられる。

さまざまな職種や業務にマッチし、働き方改革の実現にも役立つオールラウンダーな2in1マシンは、企業導入の負担を軽減する、様々な違いも盛り込まれていた。

法人向け製品情報

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インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー
Intel Inside® 圧倒的なパフォーマンスを

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※本ページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの「登録商標あるいは商標」です。