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SIMフリー時代の端末選び PART.2

モバイルルータはもう時代遅れ!?これからの常識 SIMフリーLTE内蔵

「VAIO S11」徹底解剖

アイティメディア株式会社 キーマンズネット(2016年6月1日掲載)より転載
※掲載されておりますサービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。

INTRODUCTION

これだけどこでも携帯やスマホはネットにつながるのに、なぜモバイルPCだけはWi-Fi接続やテザリングが必要なのか ―――。企業で利用する際も、モバイルPCに加えてモバイルルータの支給などの対応が必要になり、管理が煩雑になってしまう。そこで今注目されているのが、SIMフリーの「LTE内蔵モバイルPC」だ。PCを開くとネットにつながっているという「常時接続」がビジネスPCの新境地を開く。わずかなすき間時間でもメールがチェックでき、予期せぬプッシュメッセージもいつでも受けられる…使った人は皆「もう普通のPCには戻れない」と口を揃える。SIMフリーを活かす、格安な通信サービスなども出揃った今、導入に踏み切らない理由はない。今回はLTE内蔵モバイルPCの筆頭候補として「VAIO S11」を紹介しよう。

LTE内蔵でこの価格?!「VAIO S11」の魅力に迫る

LTE内蔵のモバイルPCは、いつも外出先にPCを持ち歩いている営業や、出張の多いエグゼクティブには特にオススメしたい。だが、PC市場を見回してみると、クラムシェル型のノート/モバイルPCでLTE内蔵のモデルは意外なほど数が少ないのが現状だ。数少ないLTE内蔵モデルの中で注目したいのが、2015年年12月に登場したのが「VAIO S11」。
 LTE内蔵モデルはビジネス向けモバイルノートPCとして人気のブランドにもラインナップされているが、Web直販価格を比較したところなんと「VAIO S11」が10万円近く安いのだ。コスト面でも嬉しい「VAIO S11」について詳しく見ていこう。

LTE最優先に設計した真のビジネス向けモバイル

VAIO S11のLTEは“オマケ”じゃない!通信環境を第一に設計

これまでのPCからすると、LTEというのはあくまで「オマケ」機能。モジュールやアンテナも、空いたところに最後に入れる…と考えがちだった。しかし「VAIO S11」はこれからの時代を考慮して“LTEのために”作られたマシン。LTEを最優先に考えて設計されている。

そもそもPCは電波に干渉する部品が多く、調整が難しいのだが、それを1つずつクリアしていった。まず一見金属製に見える天板だが、実は強化樹脂製。その理由は「金属にすると電波を遮断してしまうから」である。樹脂製でもチープな感じがないのは、金属粒子を含む特殊な塗装による。塗装の金属粒子も電波に干渉してしまうため、3つのカラーそれぞれで影響を調整しながら配合を決めていったそうだ。

アンテナは画面を開いた状態で最も高い位置となる液晶上部に内蔵。11.6型とコンパクトながら、LTEとWi-Fiのメイン/サブ、計4基ものアンテナを、それぞれ十分なパフォーマンスを発揮するように配置している。LTEモジュールについても、結果的に余ったスペースに押し込むのではなく、最初からアンテナに近い“一等地”が割り当てられている。

格安SIMでもOK!「SIMフリー」だから用途に応じて通信サービスを選べる

これまでLTE内蔵モデルの難点だったのが、通信料金だ。少し前までPCのLTEというと毎月5000円以上…というのが普通で、簡単に導入できるものではなかったが、今ならば各社から格安の通信サービスが揃っている。「VAIO S11」はSIMフリーであり、使い方や予算にあわせて自由に通信サービスを選べばよいのだ。

ちなみにSIMフリーを謳う製品を選ぶ際に気をつけたいのが対応バンドの広さ。グローバルメーカーの製品は海外向けに開発したものをローカライズしたに過ぎず、日本の通信環境に最適化されていないものが多い。対応バンドについては、基本的に広ければ広いほどつながりやすいと考えてよい。「VAIO S11」は日本メーカーが日本市場をターゲットに開発したマシン。日本の通信環境に最適化され、各キャリアのバンドに広く対応している。都市部のビルの谷間や、山間部での電波状態も良好。電波状況に応じて、Wi-FiとLTEの接続を自動で切り替え、常に適切な状態でインターネットにアクセスできるのも嬉しいポイントだ。

最軽量よりもビジネスでの利便性に…LTE接続で約8時間持続(※1)するバッテリー

いつでもどこでも安定して接続できることは、スマートフォンならば絶対におさえておきたいポイントだ。特にビジネスで利用することを考えると、SIMフリー端末でコストをおさえられても、つながらない、電波が不安定というのでは、使い物にならない。しかしグローバルベンダ製品の多くは、海外向け端末をローカライズしているため、通信状況について「周波数が合わない」「カタログ通りのスペックが出ない」などの問題も少なくないようだ。これに対して「VAIO Phone Biz」は日本のメーカーが日本の通信環境に合わせて開発したもの。「広ければ広いほどつながりやすい」と言われる対応バンドも、日本のキャリアに広く対応し、全国どこでも安定した接続・速度を実現する。

VAIO株式会社の社員によるフィールドテスト(東京~大阪間の日帰り出張)では、新幹線の車中(往復約5時間)と会議でのプレゼン(約2.5時間)の間、LTEに常時接続して使用し続けたものの、東京駅に着いた時点でまだ11%バッテリーに余裕があった(※3)という。ACアダプタもモバイルルータも持たずに外出して、モバイルPCを1日フル活用できる!それこそがVAIO S11の“ビジネス価値”だと言える。

※1 LTE連続接続時、WEB巡回60秒間隔、キー入力10秒間隔、輝度40%においてのバッテリー容量が100%から5%までの駆動時間
※2 JEITA測定法2.0の場合、Windows10選択時:約14.0~15.2時間(搭載条件による)
※3 VAIO株式会社調べ、OS電力設定、データ送受信量、LCD輝度など使用環境によって変わります

フラッグシップモデル「Z」の技術を搭載したキーボード&タッチパッド

「VAIO S11」のキーボードは心地よい打鍵感と静かさを両立しており、どんな場所でもキーボードの音を気にせずに集中して作業できる。表面はフッ素配合のUV硬化塗装が施され、テカらない上に汚れにくく、キートップの文字も消えにくい。

 入力系ではタッチパッドの「パームリジェクション機能」もユニーク。手のひらでうっかりタッチパッドに触ってマウスが動いてしまった…という経験がある方も多いだろう。このパームリジェクション機能では面積や立ち上がり形状(ホバー領域センシング)で手のひらを判定しており、指先で触ったときだけ反応する。手のひらで触れてしまっても反応しないため、ストレスなく利用できる。
 これらの技術は2016年2月発売の「VAIO Z」のために開発されていたのだが、2015年12月発売の「VAIO S11」にもギリギリ間に合い、初搭載モデルとなった。

自社環境に合わせて、OSはWindows 7/8/10から選択可能

 

企業で導入する場合、当然ながらOSは社内環境に合わせる必要がある。「VAIO S11」はWindows 7/8/10と現在利用できるすべてのWindowsに対応しているため、自社の状況にあわせて選ぶことができる。

そのほかにも、一歩先を行くUSB Type-Cを搭載、USBポートを左右に分けて配置するなど細かなポイントでもユーザの使いやすさを追求。耐久性についても厳しいテストをクリアしており、ペンを挟みこんだまま閉じても液晶は問題ないというからその“丈夫さ”は十分だろう。生産拠点は海外にあるものの、安曇野の本社工場で最終テストを行う「安曇野フィニッシュ」により国内生産モデル並みのクオリティを担保している。実際に、安曇野フィニッシュをスタートしてから劇的に不良率が低下しているそうだ。

LTE内蔵、SIMフリー、しかもビジネスの場で取り出しても違和感のない“カッコよさ”を持つ「VAIO S11」は、外出先に持ち歩くPCとして文句なしの逸品と言えるだろう。

VAIO S11

ビジネス全方位コンパクト

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VAIOストアではVAIO S11とストア限定オリジナルSIM(PCでのLTE利用に最適化した通信プラン)をパッケージでご購入いただけます。VAIO PCの単品でのご購入はソニーストアオンラインへ。

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※本ページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの「登録商標あるいは商標」です。