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開発ストーリー Vol.03 VAIO Z

仕事に集中ている人を、
電源ら解放る。

VAIOがお勧めする Windows.

たくさんのメディアが詰めかけたVAIO Z発表会と、約200名のファンの方々を招いたVAIO meeting 2015から2週間ほどが経ち、TwitterをはじめとするSNS上にはVAIO Z買った!VAIO Z届いた!などの言葉が並ぶようになった。開発チームに限らずVAIOのメンバーは、巷に溢れるこういった言葉を時間の限り拾うようにしている。喜んでもらっている様子が、とにかく嬉しい。中には辛辣な言葉もあるが、それもまた、困難を乗り越える原動力となるからだ。限界に挑み、新しい価値を提供する。そんなVAIOの精神は、時代が変わっても揺らがない。ただ、使ってくれる一人ひとりの声によって、目指す照準が定まる。VAIOの行く先に光を当ててくれるのはやはり、“市場の流行”のような得体の知れないものではなく、一人ひとりの声なのだ。

昨今の“薄軽”と呼ばれるモバイルノートPCは、バッテリーを削るというアプローチで薄さ軽さを実現しています。一つの方向性としてはありですが、VAIOでは考えられない。バッテリーを犠牲にすることは、ビジネスの道具としての本質を損ねることになるからですメカ設計 今井)。必要なものは、すべて妥協することなく詰め込む。その共通認識のもと、VAIO Zは、薄さ約16.8mm、重さ約1.34kgというボディに、58Whの大容量バッテリーを搭載した。スケルトンモデルを底から見ると、バッテリーがいかに大きいかひと目でわかる。Z ENGINE™が約4分の1、その残りのスペースを白いバッテリーが占めている。高密度実装技術がもたらした空間的な余裕を、なぜここまでバッテリーに振り向けたのか。理由は明快。かつてないレスポンスを実現したPCを外に持ち出し、まる1日、電池残量を気にすることなく使ってほしい。そう考えたからだ。まる1日使えるといっても、バッテリーの持ちは、PCの日常的な使い方や作業の内容など人によってそれぞれに異なります。実際に1日でバッテリーをどのくらい使うのかを把握するために、VAIO社内で調査を行いましたバッテリー設計 武井)。設計や製造をはじめ、営業、企画、さらには人事、総務といった管理部門まで、すべての部署で電力測定を実施し、用途別にどの程度消費するのかを把握。

その調査結果をベースに、さらにTDP28Wの高性能プロセッサーでよりハードな使い方をした場合も想定。ACアダプターがなくても1日余裕で使えるようにするため、バッテリー駆動時間の目標値を15時間と設定した。これを達成するために58Whというバッテリー容量を確保したわけだが、同時に気の遠くなるような省電力の取り組みを行っている。ただバッテリー容量を増やすだけではPCは重くなる。徹底的に省電力化を図り、必要最小限のバッテリー容量で最大のバッテリーライフを可能にする。それがVAIO Z流のアプローチだ。随所に省電力デバイスを用いる一方で、電気チームの数十名のエンジニアが2,000点を超えるチップ部品の電力を1個1個確認し、数mWの改善を積み重ねました。まさに“チリも積もれば山となる”で、数mWでも2,000点すべてを見直すとかなり効いてきます(電源設計 板倉)。こうしたエンジニア達の必死の作業もあって、VAIO ZはJEITA測定法2.0(カタログに記載するバッテリー時間を測定する方法)で15.5時間、JEITA測定法1.0で20.2時間を達成。VAIO史上最長のバッテリーライフを実現したのだ。充電するのを忘れるくらいバッテリーが減らないです。お客様に早くそれを体験してもらいたいですね(電源設計 板倉)。

それなら、
バッテリー
剥げばいい。

薄いボディの中で充分なバッテリー容量を確保する。そのために、VAIO Zはバッテリーの構造そのものを変えてしまうという革新的な取り組みも行っている。一般的なPCは、バッテリーメーカーから購入してきた樹脂ケース付きのバッテリーパックをそのまま本体に組み込んでいる。樹脂ケースをまるごと外してバッテリーを組み込むことができれば、同じ薄さのボディでももっと容量を確保できる。この発想を、実行に移した。バッテリーの設計と製造を自社で行っているVAIOだから可能なことだった。バッテリーハギを行ったVAIO Zは、結果として樹脂ケース付きのバッテリーパックに比べ、容量を約50%もアップさせている。もちろん、このハギ、思いついたからといってすぐに実現できるものではなかった。どんな新技術、新機構もそうだが、商品に落とし込むまでには検証しクリアしなければならないハードルがいくつもある。マイルストーン(進捗管理のために設ける節目)を立てて、地道に着実に進化させていくのだ。実は、一世代前のVAIO Duo 13では、片側の樹脂ケースを外すところまで至っていた。そしてVAIO Zでは、すべてを外した。実現できたのはバッテリーのみならず、ボディ全体の剛性や強度を高めることができたことが大きい。樹脂ケースが果たしていた保護の役割も担うため、ボディを堅牢につくっています。さらにバッテリーが動かないようボンドで補強するなど、ひとつの塊として仕上げていますバッテリー設計 武井)。

(2015年4月16日掲載)

片手持ちで、
少しもたわまない。

デスクから会議室へ。慌ただしく席を移動するときに、PCを開いたまま、片手で持ち上げることがある。そんな実際の使用シーンを想定し、VAIO Zはパームレストを片手持ちしても、たわまない、ひずまないということをひとつの基準として剛性向上に取り組んでいる。課題は、強さと軽さをどう両立させるか。剛性は高くしたい。しかし重くなっては意味がない。そこで素材の特性を考えて適材適所に配した結果が、アルミニウムとUDカーボンサンドイッチ構造だったのですメカ設計 今井)。天板とパームレストには、質感が良く高級感のある筐体をつくることができ、しかもしっかりとした強度を獲得できるアルミニウムを用いた。しかし、金属だから使う部位が増えれば、当然重くなってしまう。そこでボトムカバーには、より軽量で、しかも触れたときに熱も感じにくいUDカーボンを採用した。チップの配置から、ボトムは熱くなりやすい場所でもあるからだ。2つの異なる素材を用い、それぞれの良さを活かし弱点を補いあうサンドイッチ構造によって、VAIO Zは片手持ちでも安心な高剛性ボディを実現している。この開発ストーリーのVol.01で、量産直前の最終確認を行う試作段階で、通常なら考えられない修正や見直しをいくつも加え、作り込みの高さにこだわったというエピソードを紹介した。実は、片手持ちしたときの剛性感や品位の向上もそのひとつだった。本当にギリギリタイミングでしたが、みんな一致団結して取り組みました。お客様に満足してもらえるものをつくることが開発メンバーの共通の目標でしたから、頑張り抜くことができたと思いますバッテリー設計 武井)。

スペック表には現れない
感覚的価値まで形にする。

スイッチに触ったら、VAIO Zの良さ、こだわりがすぐにわかります。ある日、PMの笠井はTwitterにこんな声が上げられていることに気がついた。笠井は、発表会当日もその後も、PRのために数多くのメディアの取材を受け、VAIO Zを様々な側面から語っていたが、スイッチのことはどこにも話していなかった。VAIO Zは、一つひとつのスイッチの触感にも徹底的にこだわっており、触れたときの気持ち良さを求め、部品の固さや共通のクリック感が得られるようにすべてのスイッチを調整していたのだ。妥協せずやり抜いたことは、語らなくても伝わる。理解してもらえる。それを実感できたのが、すごく嬉しかった(PM 笠井)。

スペック表の数字には現れないところでも、使う人の満足のためにつくりこむ。キーボードの打鍵音もそのひとつ。静音キーボードを謳えるほどに音対策に取り組んだのは、VAIOでも今回が初めてだ。通常、キートップとそれを取り付ける側のフレームパーツは、部品の寸法の公差を考えて若干余裕を持たせて設計する。しかし余裕があると、タイプするときに部品同士がこすれ、ぶつかり合って、カチャカチャという音につながる。そこで今回は部品の加工精度をギリギリまで追い込むガタ詰めを行った。音対策はそれだけではない。EnterやShiftなど大きなキートップの下には金属バーが入っているが、これらの部品が発生する騒音はガタ詰めだけでは抑えきれないため、グリスまで塗っているのだ。

こだわりを挙げれば、きりがない。VAIO Zという存在自体が、こだわりを具現化したものからだ。ここで紹介するのは、タッチパッドのフィーリングで終わりとする。クリックする場所や押し方によって反応が違うと、人はストレスを感じるものだ。どこをクリックしても同じクリック感をもたらすためには、たわみのない硬い表面素材が必要になる。試作機によるテストを繰り返し、たどりついたのがマイカ(雲母片岩)だった。材料が決まったが、厚さが最後の最後まで決まらなかった。VAIO ZのタッチパッドはVAIO Duo 13に比べると広い。面積が広いと、厚みが感触に大きく影響してくる。量産直前まで0.7mmで進んでいたが、鉱石独特のカチッとした感触を活かすために、センサーが感知する限界の1mmまで厚くした。実は個人的にタッチパッドは最も思い入れのあるところでした。ネットの記事でもTwitterでも、タッチパッドがどう評価されているか気になっていて。“WindowsマシンでNo.1のタッチパッド”と書かれていたのを見たときには誇らしい想いになりましたメカ設計 今井)。使う人の声に耳を傾け、姿を思い浮かべること。その繰り返しから、心地よいタッチパッドも、まる1日使えるバッテリーも、静音キーボードも、実現した。しかし、それでも止まらないのが、VAIO Zの開発チーム。もしかしたら、PCを使う本人がまだ意識していないような、人間が持つ可能性を広げるような、次元まで。VAIO Zの完成へ、いよいよ最終章。

(2015年4月16日掲載)

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