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SIMフリー時代の端末選び PART.1

待望のハイエンド Windows スマートフォンがついに登場!

「VAIO Phone Biz」に見たVAIOの本気度

アイティメディア株式会社 キーマンズネット(2016年5月31日掲載)より転載
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INTRODUCTION

2015年5月にSIMロック解除が義務化されたこともあり、SIMフリースマホを見かける機会も増えている。同時にMVNOの格安な通信サービスも一通り出揃い、企業も幅広い選択肢から選べるようになってきた。モバイル端末コスト削減の舞台は整った、と言えるだろう。となるとこの機会に「スマートフォン導入」を狙いたい企業も多いと思うが、そのハードルとなっているのが管理性だ。そこで注目したいのが、ここにきてハイスペックなモデルが続々登場している、Windows スマートフォン。今回は、期待の新機種「VAIO Phone Biz」について解説しよう。

企業導入で期待の高い「Windows スマートフォン」

スマートフォン導入予定の企業は「Windows」を検討している!

2015年11月にキーマンズネットで実施したアンケート調査によると、既にスマートフォンを導入済みの企業ではiPhoneとAndroidが高い割合を占め、Windows スマートフォンはWindows 7/8/10ともに数%に留まっている。しかし、これが「今後導入を予定する企業」となると、Windows 7を搭載したWindows Mobileで16.4%、Windows 8で20%、Windows 10 Mobileになると40%とその数字をかなり伸ばす結果となった。これからスマートフォン導入を検討するならWindows スマートフォンが有力な候補となっている様子が伺える。

個人利用ではなく、企業で一定数以上を導入するとなると運用管理の負荷が大きな問題として持ち上がってくる。管理性を考えたときにActive DirectoryやPC用のMDMツールなどで一元管理できるWindows スマートフォンが優位であることは間違いない。OSアップデートなども、PCのタイミングと合わせてすべてシステム管理側でコントロールできるのはWindowsならではの特長だ。更に、リモートワイプ/ロックは当然ながら、カメラやSDカードの使用禁止なども中央でまとめて管理できるのも大きなメリットとなる。  iOSやAndroidのスマートフォンを導入したものの「PCと別にスマートフォンだけを管理しなければならず大変!できればPCとスマホを一元管理したい」とWindows スマートフォンへの乗り換えを検討する企業も出てきたようだ。一方でこれまでフィーチャーフォンやブラックベリー端末を利用していた企業がスマホに切り替えようと考えるならば、管理性の面からやはりWindows スマートフォンの魅力は大きい。

ビジネス利用で十分使える!ハイスペックなWindowsスマートフォンが登場

企業における管理性を考えればWindows スマートフォン一択!と言ってもいいのだが、これまで日本市場では機種が少ないのが難点だった。しかもその数少ない機種は、価格は安いもののメモリが少ない、解像度が低い、Office文書を閲覧するだけで重くなる…などビジネス要件を満たさないものが多く、「スマホもWindowsにしたいけれど、いい機種がない」というのが実際のトコロだった。しかし、Windows 10 Mobileの登場とともに、真にビジネスで使えるハイスペックな機種が続々と現れており、期待が膨らんでいる。

VAIOが本気で作った「ビジネス向けスマートフォン」

その代表と言えるのが、2016年4月に販売開始された「VAIO Phone Biz」。製品名に「Biz」とついている通り、ビジネス利用をメインターゲットに据え、信頼性、管理性、パフォーマンスの3つを満足させる1台としてVAIOが自信を持って送り出した製品だ。マイクロソフトやNTTドコモと連携し、高い性能を実現したという。実際に「VAIO Phone Biz」の製品発表会には日本マイクロソフトの平野拓也社長、NTTドコモの 法人ビジネス本部長の高木一裕氏も揃って登壇するなど、その関係性の深さが伺える。

「VAIO Phone Biz」はスマートフォンをPCの延長線上と位置づけ、「片手で立ったまま使えるPC」として設計したという。これまでPCで培ってきたノウハウを惜しみなく注ぎ込み、ビジネスで本格的に使えるスマートフォンに仕上がっている。

左からVAIO商品企画部の岩井剛氏、NTTドコモの高木一裕常務、VAIOの大田義実社長、日本マイクロソフトの平野拓也社長

VAIOの本気がマイクロソフトを動かした!Continuum機能搭載の裏側

Windows 10 Mobileで注目されているのが「Continuum」。スマートフォンをアダプタ経由でディスプレイ/キーボードなどに接続することで、あたかもPCのように操作できる機能だ。「VAIO Phone Biz」ではCPUにQualcomm Snapdragon 617 オクタコアを搭載しているが、当初マイクロソフトではこのCPUはContinuum非対応としていた。しかし、マイクロソフトとの連携により正式な動作検証が可能となり、その結果、公式にContinuum対応する形となった。口コミなどを見ていても、割とサクサク動くと評価は高い。今後にも期待したい機能である。

つながらないスマホなんて意味がない!SIMフリーでも安定・快適な通信を追求

いつでもどこでも安定して接続できることは、スマートフォンならば絶対におさえておきたいポイントだ。特にビジネスで利用することを考えると、SIMフリー端末でコストをおさえられても、つながらない、電波が不安定というのでは、使い物にならない。しかしグローバルベンダ製品の多くは、海外向け端末をローカライズしているため、通信状況について「周波数が合わない」「カタログ通りのスペックが出ない」などの問題も少なくないようだ。これに対して「VAIO Phone Biz」は日本のメーカーが日本の通信環境に合わせて開発したもの。「広ければ広いほどつながりやすい」と言われる対応バンドも、日本のキャリアに広く対応し、全国どこでも安定した接続・速度を実現する。

NTTドコモの厳しい条件をクリアし、高品質な通信を実現

実は「VAIO Phone Biz」を開発するうえで、難易度が高かったのがこういった通信に関する部分だという。筐体についてはPCで培ったノウハウの延長線で開発できたが、スマートフォンの肝となる通信機能については電波やアンテナ設計、法令などこれまでとは違ったナレッジが必要だった。

この点では早い段階からNTTドコモと連携したことが功を奏した。開発を進める中でNTTドコモ側から提示された条件は、VAIOが想定していたよりもかなり厳しいものだった。しかし、これによりクリアすべき要件が明確になり、開発の課題も見えてきた。最終的にはすべての条件を満たし、NTTドコモとの相互接続性試験もクリア。国内で発売されているWindows スマートフォンとしては唯一キャリアアグリゲーションにも対応し(※)、結果的に通信に関してもかなり品質の高い製品に仕上がっている。

※2016年5月現在 VAIO調べ

ビジネス利用を前提に作り込んだスマートフォン

「VAIO Phone Biz」はそのデザインも、アルミ削り出しのボディをはじめビジネスシーンで違和感のないものになっている。また、ビジネスで欠かせないOffice アプリがストレスなく操作&閲覧できることは絶対条件と考え、画面も5.5インチと大きく、フルHDディスプレイを搭載。PowerPointやExcelの快適利用を考え、メモリはSnapdragon 617搭載モデルの中で最大クラスの3GBを積んでいる。企業利用を考えると、毎年買い換えることはありえないため、2~3年は安心して使えるスペックを目指したそうだ。

 

企業向けスマートフォンの本命として期待の高い「VAIO Phone Biz」。VAIOの公式オンラインストアでも発売開始以来、想定を上回るペースで売れており、一時期は品切れも懸念されるほどだったとか。販売に関してはNTTドコモ、ダイワボウ情報システムと提携しており、お好みのチャネルを利用することも可能。導入検討のためのデモ機貸し出しにも対応しているのでお問い合わせを。

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